原付はなくなる

2017. . 20
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だんだん、エンジンを抱えて運ぶのがつらくなってきた。というか、腰いわしそうで怖い。
実は私、この稼業やってから、未だに腰はノーダメージです。
整備関係の人間というのは車もバイクも問わず、大抵は「ぎっくり」を経験しているものでして、一度やると大体癖になると言われておる、職業病とも呼べるものです。

それはともかく

昨今にわかに、自動車免許に125ccまでの原付二種免許をつけましょうか、という話が持ち上がっています。ちなみに現在は原付一種(50cc)です。

何故そんな法改正が囁かれているかというと、これは需給の問題が深刻になってきたためです。
まず、バイクメーカー的には50ccも125ccも製造コストはそれほど変わらない。
しかしながら販売価格は二倍から二・五倍の差があり、利益を出すには効率がいい上に、海外への輸出もしやすいというメリットがあります。海外には50ccの制限というのがありません。

20年ほど前であれば、原付に主な使用層である高校生や大学生、主婦などの分布が広かったのですが、それらが縮小することにより、薄利多売の作戦が取れなくなった。

また、手軽な電動アシスト自転車なるものが普及し、わざわざリスクを負って原付に乗車する人口が減った。

などなど、今まで所謂51ccから124ccクラスの車両というのは、道路運行上最も有用な手段であったにもかかわらず、免許制度の制限からユーザーが少なかったのです。

それがここ10年ほどの間で50ccが減り125ccの数が増える傾向にあります。
これは、かつてビッグスクーターに乗っていた層が、社会人となり通勤などで使う関係から乗り換えに走ったためだと推察できます。その証拠に、ビッグスクーターの数は激減し、中古市場も暴落しました。本当に線を引いたようにある時期を境にこの逆転というか、転換が起こり、今に至ります。

自動車免許のオマケ免許の改正はこういった流れを汲んだものだとは思われます。

そもそも50ccに限定するという免許そのものの取得は、二者択一の○×問題を50問こなし、合格点に達すれば晴れて免許御取得という、かなりお手軽なものであるため、とりあえず持っているという人は多いとは思います。
また、免許証が公的な身分証となる側面もあり、原付には乗らないけどもっているという人も、少なくはありません。

この原付免許にお世話になった人は多いかとは思いますが、今後はこれがなくなる可能性はあります。

というお話から、すこし処暑の問題を考えてみようかと思います。

というわけで次回に続く。




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