好きな仕事がしたい

2017. . 28
好きな仕事をする、というのはありそうでないような気がします。
もちろん一時的には、仕事が楽しいと思う事はよくあると思います。でもそれは仕事そのものに楽しみを見出している訳ではないと思います。

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ま、なんですか、別にベスパが嫌いなわけではありません。こういうのもやるという話です。
目の前に壊れたままのもんがあったら直さねばならない。それが私の仕事。

もうこれはですね、仕事というよりも使命ですよ。
実際、私がワーゲン好きだから仕事してるかというと「はいそうです」とは素直に応えられないんですな。
嫌いじゃないけどそういう域ではない、といいます。もう、ここに居てワーゲン直すのが当たり前になってるから、好きとか嫌いとか考えないんですよね。

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あ、や、別に国産車は嫌いだとか言ってるわけじゃありませんぜ?

純粋に好きなものがあったら、それはそれとして、仕事にはしない方が幸せかもしれないと思うことがある。――そういう話です。

今日はリッター単位で汗かいてると思うぞ。
いやああ、健康的だなぁ。

汗水流しての勤労は素晴らしいです。 

ぶらっと

2017. . 25
曇天の中ちょっと走りに。
絶対雨降るなぁ、と思ってましたが、降ったら降ったで別にいいかと走り出す。ま夏ですしね。

とおもったら晴れまくり。 暑い。信号待ちが辛い。

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走ってる間は良いのです。
風が気持ちよくて爽快。
でも停まると地獄です。

こりゃ、空冷ワーゲンも同じですわね。
つくづく止まることが許されないって点では人生も同じかと。

すなわち、冷房のない乗り物は人生であると。

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バイクに乗ってると、自分がカッコよくなったような気がしますねぇ。
あれはなんでなんでしょうか。

カーズ3 クロスロード

2017. . 22
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画面は「カーズ2」のものです。

御存じの通り、現在公開中の「カーズ3」 せっかくなので鑑賞前に1と2を見てから行きました。これ、三部作ですね。全部観なきゃ全然楽しめないと思います。

もちろん話の内容を追わずとも、画面上を動くキャラクターを見てるだけで楽しい作品ではあります。
私、この手の映画は子供だまし的に敬遠する方だったんですが、いや、面白かったです。素直に。

一見すれば車を擬人化してる物語として終わりそうなものですが、見ているうちにそうではないことに気づきます。
車がその世界で生きているのです。人格ではなくて、車格があるんですね。
無論各種の映画の名シーンのオマージュやリスペクト、とも取れる演出あってこそのモノではあるのですが、違和感ない。

ディズニーは、子供も大人も楽しめるように作っているのだな、というのは感じます。
特に、カーズ2で使われた「ウィットワース規格」という言葉ですが、これ今のインチ(ユニファイ)規格よりも古い、イギリス生まれのネジ規格で、古い英国車なんかに使用されたりされなかったり、メトリックも、インチも工具も合わないことがあり、現場作業の妨げになる非常に迷惑な規格だったりします。

そういうコアな(一般人にとってはどうでもいい)知識をキーワードにしてくるあたりなんて、うむむ、なんですが。
この不可解な聞きなれない言葉一つから物語が発生するという事でもあるんですね。知れば納得するというか。
最初は言葉がわからなくても、物語への理解を深めようとするなら、積極的に言葉を知り調べるきっかけにはなると思います。

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で、いきなり話は変わるんですが、関係する話です。
あまり深く考えたことがなかったんですが、これ高年式ビートルのミッションマウント部分です。ココのボルト、小さいほうは17ミリなんです。だけど大きい方が微妙なサイズなんですね。
21ミリで何とか回る。

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でもご覧の通り、サイズがあっていません。

ワーゲンは国産車と違い、11ミリや13ミリ、15ミリなんかをよく使います。ですが基本的にはメトリックで、国産車の規格とそうは変わりませんし、互換性もあります。
ただ、長年やっていて、このボルトだけは、合う工具がない。21じゃ小さい、19じゃでかい、じゃあ20ミリといきたいとこですが、20ミリという工具は普通は使わないので、どんな車屋さんも持ってないと思います。なんで21じゃないのか?

もちろんインチ工具も試してみましたが該当なし。 これは不思議です。誰か知っている人教えてください。

あとついでに。

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うちの店の事務所においてあった、マスキングテープに、ゲリラ落書きしたの誰ですか? (気づいたら机の上にあった)

なんかかわいいし、微妙にうまいし。(というかこれ、特に左のやつとか絵心ある人しか描けませんよ)

90年代

2017. . 20
前回の倉庫掃除で出てきた家電製品。

80から90年代を代表する最新家電といえばまあ色々ありますが、その中でも普及台数三億台を突破したというVHSビデオデッキ。
片や、パソコンと並び2000年代から急成長した PCおよびサプライ。その中でも存在感のあるプリンター機。

この家電製品、まあ見た目からして新旧を感じますが、このプリンターとてすでに十年は前の機種だろうと思われます。

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特筆すべきはこれ。このカクカク感。どうやら1984年ごろの製品みたいです。なんと若かりしジャネット・ジャクソンと中村雅俊が共演してるCM。バブってます。ナショナルのマックロードでした。

思えばこの当時、自動車もカックカクのデザインが流行っており、当時私が小学生くらいなのですが、これは冗談のように聞こえるかもしれませんが、私は昔から丸いデザインのものの方が好きだったので、日本車には全く興味がわきませんでした。その中でオンボロのまるまるしたビートルが街を駆ける姿に憧れたのでした。

ついでに言うと、流れるようなデザインの、当時としてはセンセーショナルなデビューを飾ったGSX1100S KATANA も私の心を鷲掴みにしたバイクでした。ちなみに今の愛車です。

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こちらはキャノンのプリンター。2004年製品みたいです。もうこの頃になると何でもかんでも角を落として丸みをつけたものが流行りました。まだカローラが首位を維持していたころで、軽自動車なんかが軒並み丸くなっていった時代ですね。
この車が丸くなる現象に、最初の一石を投じたのは、何を隠そう(たぶん)ニュービートルです。
ビートルが丸いのは、プロダクト的な理由があって丸いのですが、21世紀のニュービートルはデザイン的に丸く作って、人々の心を掴んだのです。
これが各種の製品に波及しただろうと私は思っています。(もちろん玩具などは危険という理由から真っ先に角が取れる傾向にはありましたが)それと同時にエルゴノミクスとかいう言葉が波及したのもこの頃かもしれません。

詳しいことは知らんが、今はだいぶ落ち着いて、線と面をうまく使ったデザインを構築してるように思います。

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この操作パネルも実はもう前時代的でしてね。

ピンとこない人は古いです。

今は、タッチパネル操作が主流なんですよ。ボタンなんてないです。(これは製造コストが絡んでます)

さて、次はどうなりますかね?

やっぱり究極は、脳直操作でしょうか。電脳化する必要がありますね。

今日はネタがないんだけど昔の話を。

2017. . 15
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ベスパのキャブレター。
屋外に放置されてたので、コッテコテに中身が固まってましたので、じっくり洗浄いたしました。

キャブレターというのはガソリンを霧状にしてエンジンの燃焼室に送り込む装置でして、コンマ何ミリという小さな通路が複雑に入り組んでいる、車やバイクの部品の中では精密機械に類するものです。
ですんで、ここに古いガソリンが入ったままで長期間放置してたりすると、ガソリンの揮発分が飛んでしまい、ガソリンに含まれる残った成分が中で固着してしまって穴をふさいで使用不能にしちまったりします。

しょっちゅうエンジンをかけてる人は大丈夫ですが、文字通り屋外に放置などしてると、ひと夏で終わってしまう事もあります。

そういう時は分解して専用のクリーナーで洗うんですが、これが臭い。
バイク屋さんなら間違いなく死ぬほど経験してますが、私も例にもれず。

昔々の話ですが、私バイク屋に居ました。
普通のバイク屋ではなく、どちらかといえば「おこし」の仕事が毎日の業務のようなバイク屋で、不動車を復活させる仕事です。
放置されてたバイクを動くようにして、オートオークションなどに流舌り、海外に輸出したりする仕事だったんですね。
なので、まあまあバイクは触れます。直したバイクの種類だけで言えば、ちょっとその辺のバイク屋さんには負けないかもしれません。

で、この仕事、絶対避けられないのがキャブレターの清掃だったわけです。
もう、毎日毎日来る日も来る日もキャブレター外して分解して洗って組み直して(読点入れないくらい絶え間なく)という日々だったんです。ですから未だに、この腐ったガソリンの臭いを嗅ぐと、あの時を思い出します。

オマケに、フロント全壊したバイク引きずったり、担いで持ち上げたり、あっちにもっていきーの、こっちにもってきーの、朝から晩までバイクを押して押して押しまくった日々。

あの時は手が綺麗になるのは盆と正月くらいだったなぁ、と。
そして二度とやりたくないなぁ、とも。

しかしながら、あの芋の皮むきみたいな理不尽な日々が、今につながっているのだなとは思います。
でも、今でもやはり、考えて悩んで、発見したり、失敗したりの連続です。
私は特別器用とか、何か一つのことを極められるような人間じゃなくて、単に我慢が出来る人なんだと思います。結局業界在歴も二十年を越えちゃいましたしね。

そんな私でも、出来るだけお役に立つ人間にはなりたいなぁ、と過去を思い起こしては毎度毎度自戒しております。
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