FC2ブログ

バイク修理

2018. . 01
IMG_5111.jpg

別に暇にしているわけではないのだけど、こっちもやらねばなりませんでして。
フロントから滑って、転倒。フロント足回りを全損にした重傷車。ちなみに自損なので、ただひたすら直すだけ。

とりあえず中古部品で、まかなうことに。

IMG_5112.jpg

しかし、転倒しただけでここまで曲がるか、というくらいのダメージ。
あ、本人は右手の親指が変な方向に曲がってたそうです。

なんか色々大変です。

IMG_5113.jpg

はい、別のバイク。
ちゃんと進んでますよという、言い訳的画像。

360度クランクなので、二個のピストンを並列シリンダーに同時挿入しなくちゃいけない。
なので手製のピストンリングコンプレッサーを作るとこから(大した物ではない)

IMG_5114.jpg

粘性のある液体で滑らかな空洞の内壁を、指でじっとり濡らしてやり、いよいよ二本を同時に挿入だ、――――と、先っぽだけ入れたところで、電話が鳴る。うっおお!

「今、寝屋川で、バイク止まってるねーん」

ウチはワーゲン屋です。

これでも。

お漏らし

2018. . 29
俯きながら歩いていたって、何もいいことはありません。
前を、上を向いて歩くが良いよと、昔の歌の中でも歌っているではございませんか。

涙が零れないようにと。

しかし我々は、時に下を向いて見なければならぬ事もありまして。

オイルが零れとるわ……。

IMG_5098.jpg

止めてる時は漏れてなかったから、気づかんかったのだけど、エンジンかけてたらボタボタ。
2秒に一滴くらい。

IMG_5099.jpg

あっという間にこんなシミが。
ワーゲンは(新旧問わず)大抵漏れるもんです。駐車場に黒いシミを作っていない人などほぼいないと言って良いでしょう。ですから、その程度は漏れとは言わないです。言ってたら皆車検不合格になります。
しかし、このように秒単位で漏れるとなると、さすがの検査官も「俺の美しい顔にオイルが落ちたんだが?」と、ピットから這い出してきて顔を引きつらせること請け合い。

IMG_5100.jpg

下から覗くと、どうも一番と二番シリンダーの間から漏れてる感じ。
三番と四番の間なら、オイルクーラーからの漏れが濃厚なんですが、今回はまるで逆側。

そして嫌な予感しかしない。

IMG_5101.jpg

写真失敗。このシリンダーの間に、ケースを締結してる17ミリのナットがあるんですが、どうもそこから漏れてる感じがする。

IMG_5102.jpg

これです。このナットの隙間から。

IMG_5103.jpg

エンジンかけた時だけ漏れてくるので、油圧がかかっている時ということ。
このスタッドボルトのケース合わせ面には、Oリングシールが入っていて、ボルトからの漏れを防いでるはずなんですが、それが効いていない、ってことになります。

え、車検でクランクケース分解しなきゃダメっすか?

外から止まらんか、ちょっと考えてみます。

セルモーター

2018. . 28
どんな車にもついてる、セルモーター。

IMG_5086.jpg

左は使用済みBOSCH。右はサードパーティ製新品。

新品でBOSCH買うと、三万オーバー。それに対し無印商品は一万ちょっと、という破格値。
どっちにするよと、不安になるような安値無印と、ブランドの札ついた正規商品。

答えをいいますと、正直なところ、何度かこちらの無印商品を使っていますが、今のところトラブルはないです。私が知る限りは、ですが。ただ、製品管理の部分で、おそらくはいい加減なので(梱包も簡素だし)ロットによってはダメなものもあるかもしれません。

しかしそういう意味では、ボッシュの札がついていても、全く信用できないのが海外部品の素敵なところです。
ええ、“トップクオリティ”とか書かれていても全然信用できません。でも、たぶん他よりは良いだろうと、勝ち馬にBETしたいのは人情というもの。金持ち喧嘩せずって奴です。

でも、大穴狙いもまたこの業界ならではというか、いや、冷静にコレ書いてて、なんちゅう業界だと思いますが・・・

IMG_5087.jpg

そんな大穴サードパーティ製を選択すると、ちょっと困ったことがあります。
まず、セルモーター側についているボルト頭の切り欠きが合わない。空回りします。ですんで取り付けに非常に苦労するのでボルトに加工が必要です。

IMG_5088.jpg

こんな風に不格好でも良いから、回り止めを溶接してやります。今後他のモーターに変えることがあっても、切除すれば元通り使えるように、溶接します。

IMG_5089.jpg

ついでなんで説明しときますと、セルモーターはここにあります。
説明する時に非常に困るんですが、右の後ろタイヤの奥側、とか言われてもよくわかんなくて、「ミッションの右上」とかいったら「ミッションって何?」と、訊かれる始末。「ああ、もう判らなけりゃいいよ、トムクルーズの出てる奴だよ。あんたにゃインポッシブルだったね」 などとは言いませんが、一度言ってみたいです。

ズームアウトすると、ここ!

IMG_5091.jpg

どこ、どこ、ど~こからくるのか、黄金バーット!

な、かんじで、黄金色に廉価版セルモーターは闇の中で輝くのです。コウモリだけが知っているのですよ。



ワンオフボンネット2

2018. . 24
続きです。

この型紙の部分を作ります。イメージはこんな感じで。 さてイメージ通りできますか。

6_20181124215036749.jpg

軟弱者は、鉄板からいきなり叩き出したりしません。フレームを作ります。

IMG_5070.jpg

IMG_5071.jpg

コンマ5ミリの鉄板を切り出します。これだけだとぺらぺらです。

IMG_5077.jpg

あてがってみる。当然だけど型紙の時と同じです。つまりここまでは当初のイメージ通りって事です。

IMG_5078.jpg

フレームに取り付けて、溶接バチバチ。

IMG_5079.jpg

面を合わせて、こんな感じ。 あ、なんかうまくいった気がする。

IMG_5080.jpg

プレスラインもつくったので、ボンネットからの流れが自然に治まりました。
工作もあと少しでございます。

ワンオフボンネット

2018. . 22
バハボンネットの鉄板化です。
とはいえ、ご覧の通り、バハと一概には言い切れないフォルムですので、そこに囚われないように作るべきかなと。

IMG_5050.jpg

バハバグというのは、ビートルを切った貼ったして、FRPの外装キットを取り付けた、オフロード仕様のワーゲンなのですが、いかんせん、この車両の鉄錆仕上げからすると、FRPには錆塗装を施さねばならず、どうしてもその点が……ということで、オール鉄板化は出来ないものなのかと、侠気な依頼をいただいた次第。

で、以前からボンネットをゴリゴリ削っていた訳なんですが、このように、ボンネットが途中で切れたような悩ましいラインになってしまいます。本来なら、ここで気合い入れて、バハ用のボンネットのプレスラインを付けるのが王道なんでしょうけど、それじゃあ面白くないってことで、とりあえず。

IMG_5063.jpg

ボンネットはここで終わりなのだということを示すラインを作ります。(何やってんだか全然解らないだろうけど)

IMG_5064.jpg

そして、溶接痕でVWマークを書いてくれという、無茶ぶり

IMG_5023.jpg

こんな小範囲にガンガン溶接したら歪む歪む。

IMG_5024.jpg

なんとかVWマークに見えます、よね?

鉄板化するとこういうことも出来るというのは一つのメリット……なのかどうかわかりませんが。
荒っぽい感じの仕上げで! というご依頼でしたので、荒っぽくやってみました。

荒っぽくやったの!

そう! わざとなの! 

ドン・キホーテでビール買って帰ります!



 HOME