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たいぷ3

2018. . 02
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何度かお話ししていますが、タイプ3のエンジンは、フォルクスワーゲン社が誇る空冷4発の一つの完成形だと考えています。
もちろん、その後のポルシェ914や、タイプ2レイトレイトに積まれた411系の1700や1800なんかはその発展系といえるものですから、最終完成形はそちらを指すべきなのですが、個人的には、性能を上げるためとはいえ一回り巨大化させてしまったのは悪手ではないかと思いますし、あれらは(安易な)水冷化への道を開いた先兵かと考えております。(個人的に水冷バナゴンにいい印象がないだけですが)

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この、エンジン後端部のアルミシェルを剥ぐと、でっかいファンが入っています。従来までなら、エンジンケースの上に鎮座していたファンシュラウド内に収められていたものですが、後端部に持ってくることにより、エンジン全高を抑えて、文字通りフラットにすることが出来たのです。

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このファンはクランク軸に直結しており、大変効率がいいです。しかしこのファンとプーリーの構造の複雑さ故に、経年でアルミ製プーリーにダメージが蓄積することや、ファンのブレ、クランク軸へのダメージなどに繋がるのは、やはり本来の設計から外れた為であろうかと、そのように考えています。とはいえ、壊れやすいとかそういう話ではなく、革新性がウィークポイントになってしまった、という程度で、タイプ3が生産打ち切りに追い込まれたのは、コスト面や、時代背景ですから、けしてダメな車、ダメなエンジンというわけではございません。
ただ、いかんせん、専用エンジン部品の供給は絶望的ですので、故障の際は中古を駆使するしかないのです。

まあ、なんでこんなこと書いてるかって言うと、毎度毎度タイプ3のエンジン構造は、見ていて惚れ惚れする、って事をいいたかったのです。クーラーが簡単に付けられないのは……まあ、そこまで頑張らんでもいいだろうって、おもいます、ええ。
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