いや、地味すぎて。
この企画。盛り上がらんわ。

修理の基本として、予測考察からの原因追及を行うのはセオリーですが、時としてその順番がやや前後して、分解観察という手段を執る場合があります。
というのも、見てみなければ判らない。開けてみなければ判らない、バラしてみなければ判らない。
そういう事がよくあるからです。トラブルシュートの材料が少なければ、現物を観察して故障か否かを判断するのが手っ取り早いのです。

うお……時計のコイルとかよくわからんし。
とりあえず外れたけど??

ビニールをムキムキ。
あっ! なんだこれ、なんか断線してる! これだ! 線が一本足りなかった電線だ!
――――ところでパンストがダメになることを何故、電線というのですか?
――――もしかして…………伝染?
こっそり隠れて、彼女のパンストを履いてみました。
しかし足指の爪をちゃんと切っていなかったため、引っかけてパンストをほつれさせてしまいました。パンストとはなんと難しい穿き物でしょうか。
うおおっ! なんだこの感覚は! 今までに感じた事のない肌触りだ! 新・触・感(はーと)
僕が鏡の前で恍惚としていると、背後に、怒りを露わにした彼女が立っていました。
「――ちょっと! なにやってんのよ! もう変態!」
パンストを履いたまま僕は振り返り、慌てて言い訳をひねり出した。
「チッ、違うんだ! これは君のパンストが僕に伝染したんだ!!」
というエピソードが過去にあったのだろう。
そうに違いない。
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