FC2ブログ

車×Outing

2018. . 12
近頃はアウトドアのことを『Outing――アウティング』と呼ぶのがシャレオツな模様。
もともと、散策とか遠足とか、外出といった意味があるようです。 言葉としてまだそれほどメジャーではないですね。(メジャーになっている方はあんまりよい言葉じゃありませんが、興味のある方は調べてみてください)

巷ではグランピングなどという、生粋のキャンパーからすると「軟弱な!」と眉をひそめるような、アウトドアレクリエーションが一世を風靡していますが、そもそもの、その生粋のキャンパー方が牽引するような形で、いわゆる『お洒落キャンプ』として定着しつつあるのが『Outing』といえるのではないかなと。

まあ、キャンプというのは登山家や冒険家から始まり、ファミリーへと浸透していった歴史がありますから、本来の山男からすると全て軟弱と断じられてしまうかもしれませんが、それでも外でバーベキューするのは楽しいのですし、昼日中に酒を飲んでぐだぐだになるのは気持ちいいのです。

IMG_4318.jpg

さて、皆さん、ここはどこでしょう。
と、いきなり答え言いますけど、トヨタのディーラーです。トヨタカローラ名神茨木店さん。
先日の嵐の日にオープンしたばかりの新店舗なんですが、偵察に行って参りました。

IMG_4319.jpg

このように洒落てます。
これ全部、フェイクじゃなくてリアルウッドのタイルで、半円を描いているんですね。外観は雨が降っていたので撮らなかったのですけど、Cの字に造形された有機的な店舗は、この茨木の商業地帯の一角に場違いな雰囲気さえ醸し出していますが、こんな建物が作れるんだなと、圧巻でした。

IMG_4329.jpg

で、冒頭キャンプの話をしたのは、このディーラー内でアウトドアメーカーのロゴスが店舗展開をしていて、車と同時にキャンプグッズの展示販売を行っているからです。そしてこの広々とした内装。奥行き感がすごい。
まるでお洒落なカフェか、近代美術館にいるかのようです。

いわゆる自動車ディーラーというのは、制服を着たスタッフが鎮座するカウンターがあり、白を基調とした艶々のリノリウムの床、に壁面一杯にとったショウウインドウ、こじんまりとした商談用のテーブルセットの脇に、ピカピカの最新型。
それを一切やらず、顧客のくつろぎスペースに重きを置いたレイアウト。

IMG_4327.jpg

この車で遊んでもいいのだろうかと、思わせぶりなミニカーの山。湾曲した壁面を走らせたいぜ。

IMG_4321.jpg

IMG_4324.jpg

外の天井にまで連続するリアルウッドのタイル。これ、維持大変そう。

IMG_4328.jpg

これは屋上展示場の様子。どうなってるかわからんでしょ? 自分で観に行ってください。

IMG_4320.jpg

そしてこれ、納車室。いや納棺室ってのは知ってますが、納車室ってのは初めて聞きました。
たぶん、ここで購入した車をお客さんに渡すのでしょう。で、表のゲートが開いて――――みたいな。

詳しいコンセプトがどうであるのかは知りませんが、車に対する、一つの新しい切り口を示そうとしているのだろうと思います。
車が単なる移動手段で、べらぼうに維持費がかかる家電製品並のそしりを受けるようになっている、この今の流れをなんとか断ち切って新しい価値観を見出して欲しいという願いが見えるようです。

所詮車は道具ですが、本来はその車という道具を使って何をするか? というのが大事な事であり、車がなんであるかはそれほど問題ではありません。ですがキャンプをするのにも一工夫、一手間、こだわってみることでアウトドアがより楽しくなる(これは本当です。アウトドアの最小単位はベンチで野宿ですから)という事と同じく、気に入った車に乗ってドライブを楽しむ、目的地を目指す、というのは贅沢で豊かな文化的行為だとは思いますまいか。

そんな人々を乗せて走る車の事を――――そうだ、閃いたぞ! ここは私が命名しよう!

レクリエーション・ビークル と。

え?

なに?

絶対これからのスタンダードになるって! 2018年流行語大賞だよって! 商標権とってトヨタに売り込みに行こうと思います。

スポンサーサイト

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://chelm.blog37.fc2.com/tb.php/933-d689c512