ボチボチ進めている、CB72の左側ケースに取りかかります。

むかって右のでかいのがクラッチハウジングですね。この辺は大昔から変わっていません。
今の国産バイクは大体右側ケースカバー内に収まっていて、左側は発電機が収まっているのがデフォです。
この時代はまだ構造的にもそのあたりの統一はなかったからなのか、試行錯誤の末なのか、まあ、個性的なエンジンは多いです。
で、

こりゃなんだ?
プライマリーチェンを介して、二次ドライブにくどうしているのはいいとして、こっちの小さいのはなんだ?
これ、実はオイルフィルターです。この形式のものは初めて見ました。(というかパーツリスト見るまで何か判らなかった)

中を開けてみると、泥のような塊(スラッジ)が満タン。もはや機能してないと思われる。
これ、フィルターといってますが、汚れを濾すための濾過装置やマグネットなどはついていません。
遠心力で汚れを遠心分離するという、「遠心分離式オイルフィルター」なんですね。こんなものでも汚れが取れるんです。

とりあえず綺麗にしてやりました。
それと同じホンダの、スーパーカブなんかも、オイルフィルターらしきモノはないのだけど、実はこの遠心分離式のフィルター機構が、クラッチ部分に内蔵されてるそうです。(全然知らんかった!)
またちょっと賢くなった44歳の夏、でしたー
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