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2018. . 27
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ふと、今日は妙に静かだなと、思ったら、店のステレオが壊れてた。いつもラジオ流してるんですけどね。
 
んで、まあそんなのはどうでもいいので、静かな中黙々と依頼のバイク修理なんかをしてると、なんか懐かしいなぁ、と思ってしまったんですよ。
十代の頃、自分の作業場所が欲しいなぁ、なんて思っていました。ガレージがあったらそこだけで暮らしていけるなぁって。
いわゆる、一国一城って奴ですか、誰にも文句言われないスペース。
男が、書斎ほしがるのと同じ心境ですね。

女性にはあまり判らない感情かもしれません。
電気と水道と屋根があって、冷暖房もあればさらによしですが、そこに工具と自分の好きなバイクやクルマがあれば、男はそれだけで大人しくしているものです。
バカみたいに朝から晩まで籠もってますよ。それこそ仕事もそのくらいマジメにやれよって言われるくらい。

そんな私は、仕事そのものにしてしまったわけですが。
今は、逆に自分のは触らないですね。時間がいないってのもありますが、何よりもロマンがなくなったんだと思います。
どうすればどうなるか、どのくらいで出来るか、どんな工程が必要か、いくらかかるか、その先にあるものは何か?
そういう事が判ってしまう立場にあるからだろうなと。 (今は別の面白さを感じています)

なので

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ラッコさんは何も言わずにあなたの元を離れるのですよ。

男は黙って背を向けた。
打ちひしがれた女は跪き、男の名を呼ぶ。
もう昔のことさと互いに判りすぎている二人に、暗闇にただ一つ明滅するネオンサインは、まるでかつての恋の残滓のように、儚く頼りなげに、安定器の不調を訴えながら、いまにも消えてしまいそうだった。
そういやあのサイン、なんて書いてあるんだっけかなと、一度たりとも真面目に読み取ろうとしなかった自身の不勉強をあざ笑うかのように、男はちらと、ネオンサインを一度だけ視界に入れると、コートのポケットに手を入れて、暗い路地を去って行った。

という、事が昔あった――――わけではない。 ちょっと書いてみただけ。

というか、私のガラケーに未だにこういうメールが送られてくるんですよね。
本当に私は、罪深い男だなと思います。

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