
底引き網漁なんかでこういうの見ますよ。
これ、何かっていうと先日つけたチェーンブロックで、二階のデッキに荷物上げてるところです。
大体クルマのホイールってタイヤ付きだと20キロくらいなんですね。それが一気に四本同時に揚げられる。すごい!
とは言えど、時間はかかります。それに100キロ弱をチェーンブロックとはいえ、四メートル弱揚げるとなるとそれなりにしんどい。
延々とチェーンを引きながら考える。
たぶん、一本ずつ手で運んでも同じくらいしんどいだろうなと。
20キロを階段使って四往復、運べないことはありません。

チェーンブロックというのは、少ない力で重いものを持ち上げることの出来る「滑車の原理」を使った道具です。大昔からあります。実際に引き上げるチェーンの長さの何百倍かの距離の操作チェーンを引かねばなりませんが、100キロ程度ならちょっとしたエクササイズくらいの、それこそ力のない女性でも時間を掛ければ絶対揚げられます。
最大1トンまで揚げられるらしいですが、それはそれなりに入力側の力も必要になりますが。
なんか公式があるはずですが、まあ、それはいいでしょう。
結局、過重を距離に変換しているだけですので、仕事量は変わりません。
急勾配の短い階段と、緩勾配の長い階段の違いみたいなもんです。
ただ、人間が1トンのものを揚げられるかというと1ミリも動かないと思います。
それをチェーンブロックを使えば、揚げられると考えたら、エラいもんです。

ま、どうでもいいような話ですけどね。
でもこういうことって、人間の社会にはたくさん同じような例があると思います。
どちらでやっても同じ仕事量である、というのは自然の法則。
だけど、人間はその法則に則りながら、不可能なことを可能にした。
だから文明が発達したんだと思います。
チェーンブロックの原理がよくわからなければ見に来てください。
きたら、いくらでも荷物揚げさせてあげます。
そろそろ夏も本番。二の腕に効くエクササイズで汗流そうぜ!
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