通常営業はしています。
片付けはボチボチしていきますので、進入禁止箇所ありますが、仕事は遅れないようにしたいと思います。
昨日はドーンっていう突き上げで強制起床。ウチの家はほとんど何もなっていなかったので、すぐにヘルムへ。
バイクこけてるかもなぁ、とか思ってたら案の定、ドアを開けて飛び込んできた風景です。

見たときは最悪やと思いましたが、起こしてみれば意外なことに、グリップのエンド部分で耐えてたり、となりの車両と絶妙な感じでバランスとっていたり、他の物に寄りかかっていたりとで、不思議なほど損傷がなかったです。

そして右を見て焦る。
ウオー木材が! 見た目のインパクトでかいですが、隣の棚に寄りかかっているだけで問題なし。
ウチは物が多いので、何かと引っかかるんですね。

ぐるりと工場内を回ると・・・

ガスボンベ倒れとる。転倒防止に縛っておいたんですが、切れてました。
間一髪でミゼット直撃を回避やばいやばい。

二階はすごいことになってた。
もうね、泥棒の方がまだ紳士的。



UNOCALはざんねんながら割れました。

棚に置いてたセンターラインも絶妙なバランスで耐えてた。

モンキーがぁあ! とおもったけど、こちらも奇跡的に無傷。
すごい状態なんですが、破損してる物はかなり少ないように思えます(全部見てないのでわかりませんが)
外に出てみると

代車の自転車が! なんとサドルで耐えてる! グッジョブ!
そう、こんな大変なときは、互いに支え合わねばならんのですよ、人と人が支え合うものなら、物と物も支え合って……

は、いかーん!

貴様、そんなところで寝るんじゃない!

というわけで、ひどい被害はこの一台(在庫車) ですかね。板金すれば治りますけど、しょっく。
さてさて、こんな感じでして、ウチは不幸中の幸いといったところでしょうか。復帰までは時間がかかりますが致し方なし。

エンジンケースは全部落ちてた。割れてなきゃいいけど、未確認。
こんな中にいたら危なかった、休日で良かったねとも言えますが、私、八時なら出勤してませんからどっちにしてもセーフです。
地震の話は今日限りにしますが、まあ、大阪の人はほんとうに100年くらい大地震に遭ってませんから、結構気が抜けてるといえば抜けてます。地震対策なんかもなおざりなところありますし、阪神、東北と二度の大震災を目の当たりにしても、喉元過ぎればなんとやらになっていたのは認めます。
ただ、今回都市圏で、影響がすごく大きいので派手に報道されていますが、実際はそれほどでもない、といってもいいです。
各ご家庭、各店舗の方は大変な被害、損害を被っているのは事実ですが、阪神淡路、東日本の規模に比べれば、極小といっていい。この震源近くの北摂地域でも、普通に生活できている人はごまんといます。私などもその一人と思ってもらってもいいです。
ここらで起きてる主な不自由は水道とガスの不通ですね。

なので、スーパーの棚はこの通り。調理の必要のない食料はほぼ売り切れてます。
また、東日本の時の記憶からか、ガソリンが売り切れ状態になっているところもあったそうです。
ちなみに

この二品は、非常食としては認められなかったらしいです。
年々反応も対応も素早くなっているのは感じます。行政にしても民間にしても。近いところで熊本の震災もありましたから、そういったモデルケースを共有することで、対策が効率よくなるのはいいことだと思います。
ただ、いつでもそうですが、過剰反応は避けられません。
震災が起きたと同時の報道の早さは素晴らしい。ですが、かなり限られた情報の中で繰り返し報道するものですから、おのずと大きな被害の出ている画ばかりが印象に残り、外部から見た場合、「相当ひどいことになっている」という印象を植え付けてしまいます。ですが、前述のように、街そのものの外観はさほど変化はありません。電気もつきます。なんといってもコンビニが通常稼働しています。
飲食店舗などは諸処の事情により休業しているところが多いですが、それでも皆無というほどではなく、道路も寸断されていません。食料もガソリンも、すぐ隣、もしくは山を一つ越えれば、難なく手に入ります。
私にも多くの方々から、ご心配の声を掛けてくださりましたが、ええ、もちろん大丈夫です。
こういったことは少し大げさなくらいの方がいい、のかもしれませんが、局所の報道は過剰反応に拍車を掛けますし、逆に実態が視えなくなるような気もするんですよね。テレビに映っている箇所以外にも、実はあちこちで小規模ながら塀が倒れたりしています。中には半壊レベルの家もあります。古い家屋や、お寺のような建物のやね、お墓なんかも軒並み倒れてたりします。
おそらくは、地域や個人レベルで対応していたりするんでしょうけども。中には死者を出してしまったような事故もありましたが、余震の治まっていない現在、これから徐々に被害は増えていくと思います。
けして楽観できない状況ではあるのですが、あまりセンセーショナルな映像ばかりを流すのはいかがな物か、とは思います。
同じ高槻市でも地域差は非常に大きいです。全く被害がなかった人も大勢います。私が聞く限り半分半分くらいですかね。
被災の内側にいる方、そして外側にいる方、情報の共有化はとても良いことですが、感情の共有化はしばし置いて、自分の生活に鑑みた冷静な判断と行動を心がけて欲しいと思います。限られた時間と空間の中では、ヤバいと思って何でもかんでも買い占めるのではなく、自分に必要でないモノは、必要である人のために残しておくということは、考えなければいけないのではないでしょうか。
気を許すには早いですが、そういった心がけをもちつつ、この災難を乗り切りましょう。
消防、警察、自衛隊、市職員、水道工事業者、ガス工事業者、ボランティアで動いてくださっている方々、ご苦労様です、本当に頼りになります。
私のとこは私一人でなんとかなりますから、皆様ご心配なさらず、本当に必要な方のところを手伝ってあげてください。
というわけで、長々と話しましたが、現地からの報告&感想でした。
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