ビートルにおいて、高年式のハンドルというのはごつくて、プラスチッキーで、レトロというより、モダンといわれ、どうにも人気がない事が多いです。
ちなみにレトロとモダンどっちがどっちなのか、お馴染みのWikで調べてみました。
レトロ(Retro)とはretrospective(レトロスペクティブ 回顧)の略語。懐古趣味(かいこしゅみ)のこと。「徒に古い物を珍しがり懐かしむだけの単なるデカダンス」とも述べられる。
製品の場合のレトロとは現行技術で作られた見た目が古いものの事で、本当に古い骨董(アンティーク、ビンテージ)とは区別される。(自動車を例とすると、現行技術で作られたレトロの場合はパイクカー、本当に古い物は旧車、クラシックカー、ヒストリックカーなどと区別されて呼ばれる)対してモダン。Wikにはなかったんですが、まあ、近代的といった意味合いですな。
なるほど、レトロとは紛い物だったのですか。
いや、まあ、そりゃ、どうでもいいや。
その、高年式のハンドルが嫌って人はしばしば旧年式のハンドルに変えたりします。ここで少し問題になるのがハンドルシャフトの相違なんですが、実は一部、低年式のハンドルが付くモデルもあります。
ただ、そうするとハンドルコラムに付いているワイパースイッチのレバーがハンドルに干渉するんですよね。
なので、カットしなければいけなかったりと、加工が要されます。

これは加工したものが折れた図。とりあえず操作しにくいので、何か方法はないかというご依頼。

こんな風にショートカットできればいい訳ですよね。(わかりにくいですが)

こういう風に、角度の違う二面で支えるというのはどうでしょうか?

ううん、マーヴェラス。 寄せ木細工のようではないですか(それほどではない)ボルト一本で留めてます。

ごまかすために削り込んで、一体化したような気分になる。

まあ、気にならんくらいのレヴェルにはなったんではないかと。
旧年式のハンドルにする場合、ワイパースイッチをダッシュに移設したりするのが本来なので、あんまりこういう加工することはないんですが、たまには工作楽しいですね。
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