お盆

2009. . 12
さてさて、お盆でございます。

とりあえず本日最終、13日から16日までお盆休み17日は定休日です。

通常営業は18日からとなりますゆえ、何かとご不便をおかけしますがよろしくお願いいたします。

久しぶりの『くいだおれへるむ』の様子。
まあ、いつもの調子です。一応やってます、ゲリラ的にですが。

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ヘッドライトネタ 騙されてはいけませぬ。
以下久しぶりにテクニカルなお話をば。↓

ヘッドライトには昔はインチサイズの丸型か角型といった、国際規格サイズのシールドビームが主流でした。
その後その発展系として光源のバルブのみを交換できるシールドとなり、一般的にH4タイプのハロゲンバルブというものが主流になりました。
さらに、自動車のデザイン性の幅が広がる中で、H1とかH3等が登場し、ヘッドライトレンズの形状も様々なものが作られるようになり多様性を増してゆきます。

お金のある人はHIDという全く別の発光方式を持つ電球を入れたりもしますが、これは基本的に電球によるグレードアップですので、古いワーゲンに装着することももちろん可能です。

さて、ここで問題があります。昔はバルブの明るさを表すのにワット数を基準としていたものですから、ハイワッテージバルブというものがパフォーマンスの高い部品として、少々お値段も高く設定されていましたしハロゲンというガスが封入しているバルブはさらに明るくなるという大変ありがたいものであったのです。ところがHIDが普及してからは、光源が白いバルブがもてはやされるようになります。通常電球というものは黄色い光源あるいは薄い橙色を発光するものですが、HIDに似せて白い光源を発生するバルブがそこここで見かけるようになり、「白さHID並!」といううたい文句で店頭に並べられていたりするわけです。

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通常の感覚であれば、バルブが進化して白い光源が発生できるようになった、と解釈するものですから、同じワット数の電球であれば白いほうがお値打ち感があるわけで、思わず飛びついてしまいます。
しかしながら、ここには罠があり、その全てが、とは申しませんが白い光源は延べて光度が低いというのがわたしの経験則で言えることです。実はこれはHIDにも言える事でして、視覚的には明るく見えるのは当然白いほうなのですが、光度はやはりハロゲンバルブ、あるいはシールドビームでも大して変わりがありません。HIDをつければ無条件に明るくなると錯覚している節は大いにあります。
それは○千Kと表示される『ケルビン』という聞きなれない単位によるものです。

要約しますと、ケルビンは光度を表す単位ではありません。ケルビンは『色温度』の単位で数値が高くなるほど青に近づいてゆきます。対して光度を表す単位というものは『カンデラ』といいまして蝋燭の炎を基準としているのだそうです。HIDの表記する○○ケルビン、車検対応というのはあくまで、色が白の枠を超えないということを謳っているだけで、車検対応の光度「15000カンデラ」を満たすのかどうかという基準にはなりえません。

車検に際してヘッドライト光軸というものは素人目ではなかなか正確には出せません、光度ともなるとさらに解りませんのでテスターにかけなければなりません。ですから、妄信的に新しい製品だから明るいのだろうと喜び勇んでも結局は銭失いになる事だって充分考えられます。
まあ、白いほうが見やすいのだとおっしゃる方はそれでも結構なのですけどね。

人間の目はどのような光でも視覚が捉えることができるように作られているのですが、白い光源というのは明るくは感じることが出来ますが、立体感を捉えるには不向きな色です。写真を少しでもかじっている人は日中の満遍なく太陽光が当たっている被写体を良しとはしません。(いわゆるピーカン)それよりも幾分太陽光を和らげたり、傾いた状態であったほうが被写体に立体感が出るので、出来上がった二次元の写真に奥行きが発生します。夕焼けや朝焼けがドラマティックに映るのはそのせいです。
夜間に車を運転するというシチュエーションは、ライトの光源であらゆる物体を見極めるという作業の連続ですから、どちらかといえば黄色みのかかった光源のほうが適しているわけです。

あくまで理屈を申しますと、ですよ。

新製品というものは何かと魅力的ではありますから、着けることに意義ありというのもうなずけますし、大切なことです。


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