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おばかさん

2018. . 02
てんちょのあやしいはなし

最近スマートスピーカーってのが、流行りつつあります。
これ何かっていいますと、賢いスピーカーです。

えー、例によりウィキから引っ張ります。

スマートスピーカー(英:Smart Speaker)は、対話型の音声操作に対応したAIアシスタント機能を持つスピーカー。内蔵されているマイクで音声を認識し、情報の検索や連携家電の操作を行う。日本ではAIスピーカーとも呼ばれる。

音声認識機能ってのは、車の世界では意外に歴史が古くて、ナビゲーションの入力を音声マイクで認識して設定なんて事は十五年くらい前には普及してました。ただ、正確性に難ありといえばありでしたが。

この正確性というのは、発話側の人間がちゃんと喋ってやらなくてはいけないというところにあり、もぞもぞと喋ると認識してくれないというのがもどかしく、結局手で入力した方が早かったりなんかしたもんです。

現在スマートスピーカーはいろんなメーカーからでておりますが、あえていいますとiPhoneに搭載されている『Siri』もAIアシスタンスなので、この中に含めてもよいかと思います。

ご存じの方も多いかとは思いますが、『彼ら』にはいろんな事を訊けば、答えてくれます。大体どんな質問にも答えてくれますし、答えにくいことでも、機種によってはウィットなジョークを交えたりして返してきます。
これ、今までの音声認識と違うのは(というかずっと研究はされてきた分野なんですが)自己学習をするという点です。人間があらかじめプログラムをした答えを喋っているのではなく、「自分で考えてはいないが自分が獲得した情報から最適な答えを構築して喋る」という事が出来るようになったのです。

これは人間の脳を模して作られたニューラルネットワークというものに学習させることで実現したということらしいです。
詳しいことはその手の本を読んでくだされ。私もすべては判っていません。

というか、あー、ここまで来たのか、というのが素直な感想でして。
それでも、人間の脳には遙か及ばないらしいですが、猿よりは物知りだろうとは言えます。賢いかどうかは別ですが。

かなり前の話になりますが、十数年前、ニューラルネットとか知らなかった時代に、人工知能に人間並みの頭脳を獲得させるにはどうすればいいか、というのを考えたことがあります。ま、考えても私が出来ることではないのですが。

それは、AIを人型の筐体に載せて稼働させるというものでして、つまるところある程度の学習型AIを搭載したアンドロイドを世に放ち、実際に人間社会で生活をさせるというものでした。
AIの致命的な欠陥は、人の気持ちがわからないというよりも、自分が実身体を持たないが故に知覚系の知識や情報が得られない事だと思ったのです。逆を返せば自身の身体フィードバックがあれば人間と同様の知覚を検知し、共有することが出来る、故人の感覚により近いAIの構築が可能ではないかと。

もちろんそのためには、人間の身体並に知覚の優れた義体が必要になりますが。

意味わかりませんよね? 簡単に申しますと、こういうことです。

蜂に刺されると痛いという感覚を、AIが得るためにはどうすればいいのか? という話。

AIは蜂に刺されると痛い、そしてその症状や、対処方法を示すことは出来ます。
AIは蜂というものが危険な生物であることを知っています。その生態や行動も知り尽くしています。
ただ、AIは蜂に刺された経験を持たないし、どのくらい痛いのかを知りません。
よって、人に対して蜂の脅威への注意喚起は行えるのですが、刺された人の気持ちはわかりません。

こういった状況で、AIが人間の気持ちを理解し、悲しんだり、警戒したりといったことが出来るようになるにはどうするか、というのがこの思考の発端です。
機械の身体を持ちながらAIは痛みを感じるという状況を生み出せれば(無論『痛み』という感覚は電気信号としてAIへと情報が送られるわけですが)アンドロイドは蜂を見ると、防御姿勢をとるか、逃走する、あるいは戦闘態勢をとるだろうと思われます。

こういったことを多数のアンドロイドで、様々な環境において、様々な人種と触れあわせる事が出来ると、様々な経験を積んだニューラルネットワークが構築でき、さらにそれらを常時並列化することで、あっというまに人間並みの行動がとれるアンドロイドが出来上がるのではないかと思われます。

もちろん、これもまたそれだけの情報を処理できる膨大な処理能力を持つCPUが必要にはなるのですけど。

で、そこまで考えて、じゃあ、AI搭載のアンドロイドって何の役に立つのよ? と。
人間の代わりに危険な場所に行ったり、人間がしないような過酷な肉体労働を文句も言わずにやるとか?
それなら、ロボットで十分ですわな。お掃除ロボットは既にいますし。
介護とか看護ですか? それともコンビニ店員でもやらせますか?
もしくは寂しい独身紳士の慰み者でしょうか。

自律思考するAIの必要性。それは人間と対等に接し、寄り添う存在となるべく作られるもの。

この一言だけで、今の人類には完璧なAIは作ることが出来ないだろうと断言してもいいでしょう。
人類が人間並みのAIを作れるようになったとき、人類は既に人類という枠を超えていなければなりません。
なぜなら、人は想像も想定も出来ないものを作ることは出来ないからです。

勝手に進化する、というSF的俗説もありますが、もしもそうなったとしたら、AIは神になるでしょうねぇ。
で、不確定要素(バグ)を排除するために、人類を滅ぼすと思いますよ。

やっぱ奴らはスピーカーにとどめておくのが無難ですな。






ところでiPhone搭載の『Siri』ですが、わたしずっとつづりが『silly』だとばかり思っていました。


That’s silly. もう、おばかさん!



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