えーと、たまに絵を描きます。模写しました。
ってもいつも画材はもっぱら鉛筆とボールペンしかつかいませんが。
絵の極意は、というか、絵が上手くなるには練習しかないんですが、デッサンばっかりやってたらつまらないじゃないですか。
特に画家にでもなりたいっていう人じゃないなら、単に自分の好きなイラストが描けるようになりたい、なんて人は既存のイラストを模写するのが手っ取り早いです。
(模写元の絵はりーんさんってイラストレーターの方の描いたものです。面識もなく全然存じ上げないので、もし問題があれば即刻削除します)
絵を描きたいって人は、まず自分の思い描いた絵を描きたいってのがあると思います。
物作りでもそうなんですよね。どんなものが作りたいかって思い浮かべるところから始まる。
機械ものだと、それがどういう役割を果たすのか、どういう機能を持っているのか、どのような使い方ができるのか、ものを作る人は絶対にそれを考えています。意識してなくても、ぼんやりでも、頭の中にはあるんですよね。
で、可能かどうかを、自分の技量とか道具とか知識を天秤にかけて判断します。
見切り発車でやっちまうことも多いですが(私はそのクチです)後でなんとかするのも技術や知識や情報や道具でカバーします。
多分、世の中には1から100まですべて決まっていないと動き出せない人もいると思うんですが、それはそれですごいことだなと思います。私は考えてたら脳のストレージが一杯になってフリーズするので、適時アウトプットしないとできません(要するに脳みその性能が悪いんです)
物作りってのはこういう無意識の過程を経て作られます。
で、実際の制作に移るとき、どのようにすれば上手くいくか、そのものが機能を果たすかというのは、経験的なものもありますが、やはり大きな要素としては、既存の物をどれだけ見ているかに尽きます。ある機械を見て、そのものがなぜそんな形をしているのか、なぜそんな素材を使っているのか、なぜそんな配置になっているのか、というのを考えて理解することなんですね。
特に製品化されているものは、頭のいい人がちゃんと考えて設計しているものなので、技術理論的な裏付けがあります。
だから、間違いのないものを作りたければ、まるっぽ真似して作ればいいんです。
同じ素材を使って、同じ寸法で作って、同じ方法で組み立てて、をやれば同じものができます。
それを既存のものよりも、1パーセント強い素材で作れば、おそらく強度の高いものができます。
強度を問わない場合なら、それに穴を開けたり、肉抜きをしたりすると、軽量化にもなります。
もしかすると、形状を変更することで、既存のものよりも強度が得られて、さらに軽量化させることもできたりするかもしれません。
そうして、どんどん技術とか知識とかが上がってゆくんですね。
それによって、情報を咀嚼できる能力も上がってゆくから、乗算的にレベルの高いことができるようになってゆく。
とまあ、理想論的なことを言うとこうです。
ただ、その域に至るには、時間とお金と根性がいります。もうね、これは絶対いるの。このどれか一つがなくても成りたたんのよ。
だから人生80年って言っても、そこそこ上手くできるようになる頃にはいい歳になってることがある。
その中で私、絵を描くのはだらだら底辺で続けてきたんですが、一向に上手くならない。
これは何でかっていうと、練習を全くしないから。絵の技術論に対してほぼ興味がないからです。
絵に対しては、どうやったら上手く描けるようになるか、を考えたことがなかったんですよね。
自分としては中途半端やなぁ、と思っています。
あ、いや、まあ私の人生が大体中途半端なので、それは当然なんですが。
で、カップラーメン出来上がるの待っている間(四分)を目安として手近にあったイラストを模写してみました。何でもよかったんですが、「美少女イラスト」の画像検索で呼び出したトップの絵がこれだったので、つかわせてもらっただけです。他意はありません。

ボールペンでペン入れ

デティール入れまして

こんな感じ

ご本人の絵と並べるなどおこがましいのですが、まあ、ずれてますねぇ。勝手にアレンジもしてますが。
この様に、プロの方と比べると、自分のだめさっぷりがよくわかります。そして私は模写元のイラストを見なければこのポーズは描けませんでした。
できないことがモロにわかります。
こういうことを幾度も続けていると、描けるようにもなります。これはどんなイラストレーターでも漫画家でも言うことです。
とにかく描け、と。描いたら描いただけ上手くなる。 それはよぉーっくわかります。
情報は有り余るほどあふれているのだから後は、じぶんの時間と根性で続けるのみ。それをするには生活+αの余裕を生み出す金がいるのです。
密かにおっさんになってもこんなことをやってたりします。
別に美少女イラストが特に描きたくて絵を続けてるわけではないのですが、もう少し若いときに頑張っておけばよかったと、ふと振り返る事があります。
ジジイになったときにも、同じ事を言っているのかもしれませんが!
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