ゴルフです。
フューエルインジェクション車にはフューエルインジェクションレールという部品があります。大抵の車は各気筒が並列か縦列に並んでいますので、フューエルインジェクターへの燃料供給は一本の筒状の物から行います。

これですね。VWではFIRではなくフューエルディストリビューターというらしいです。

これ、樹脂でできてるんですよね。もちろん耐油、耐圧、耐熱なんだけど鉄やステンレスなんかと比べると頼りない。
で、案の定燃料供給口のニップルにヒビが。圧がかかるのでここから漏れます。
部品交換か・・・・・・と思ったんですが。
あるの?
ない?
え?
どうすんの?

修理を試みます。
八ミリのパイプを用意します。

できるだけ肉厚のあるものを選んで、これを加工します。

接着剤を試すだとか、妙なスケベ心は捨てて、えいやと元のニップルは外してしまいます。

真鍮のパイプをこのように加工。7ミリでタップ切ってます。

本体にもネジ山作ります。

おおー、いけるんじゃね?

ねじ込みだけでもかなりしっかりつきましたが、万全を期して耐ガソリン性のエポキシ系充填剤で補強。

さて、いけるんでしょうか?
とりあえず考えつく限りの最善の修理方法です。
新品部品がないってのは、本当に困りますが、旧車なら当たり前のことなんですよね。
後の頼みは、海外のデッドストックか中古部品です。
何だって直せると胸を張っていえるわけではないですが、できるだけ直す方向にもってゆくという感じでしょうか。
だって、この部品がなかったら、車そのものがお釈迦になりますから。
これでだめなら部品探しの旅に出ます。
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