所謂バッテリーと呼ばれるものは、電池全般を指すのですが、その中で一次電池と二次電池とに分かれます。
一次電池というものはアルカリやマンガンといった、乾電池を指す、と考えていただいて差し支えないかと。
では、二次電池とはなんぞやと申しますと、蓄電池、つまり充電して電気を蓄えるタイプの電池を指します。
車のバッテリーは、ハイブリッド車も含み、自ずと全てが二次電池ということになります。
一次電池も使わないでほっておけば、放電して使い物にならなくなりますが、二次電池のほうが放電率は高く、あまり乗らない車などになると、バッテリーが上がっていた、なんてことにもよく遭遇します。
そこで、この放電現象をなるべく抑えるために、昨今ではすっかりメジャーとなった「トリクル充電」という方法があります。

こういう、掌より少し大きいくらいの充電器です。
このトリクル充電をわかりやすく言いますと、携帯電話なんかがまさにそうで、電池が減ったら充電しますよね。そのまま充電器につないでいても、満タンになれば充電を止める。そのままにしてて減れば再度充電する、というように、常に満タン状態を維持してくれます。
車も走行中は常に放電と充電を繰り返しているのですが、そのまま充電し続けてバッテリーが爆発する、なんてことはレギュレターが故障していない限りありません。

車におけるトリクル充電は、このようにバッテリーに端子をつなぎ、駐車場所(主には自宅車庫など)の電源と充電器をつなぎ、バッテリーに繋いでおいた端子と接続するというものです。(ま、携帯電話と同じですね)
ですがこの方法、自宅に車庫があり、電源が取れ、かつ屋根があるような場所でないとなかなか使えないので、維持充電したくとも出来ないという人が多いのも現実です。(充電器は外に出してますからね)
そこで今回は、ちょっと工夫して。
コンセントさえあれば青空でも充電できる方法を考えてみました。大したことじゃないんですが。
このトリクル充電機を、車内に設置して、家庭用電源のACコンセントの延長ケーブルを車内に引き込めばいいじゃない!
つまり、外に出てるのはACのケーブルだけなので、屋外用の防水コンセントなら問題なく使えます。
ま、最低限車外にトリクル充電器のコンセントだけは出しておくか、防水コンセントを引き込む必要がありますが、エンジンルーム周りなら隙間も多いので出来ないことはないでしょう。

多分問題ないとは思うのですが、この方法だと充電器をつけたまま走行することになるので、一応走行時は充電器と車体をカットするために、途中にスイッチを付けます。

こんな感じで受電器常設です。あとはコンセントを何処から出すか、ですね。その辺りは車種や環境でいろいろ方法は変わると思います。
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