今日は1303のタンクを外します。あまりタンクを外す機会はないものですが、タンクを外す時は中のガソリンを抜きます。
醤油チュルチュルという原始的な方法を使います。
もっといいポンプないのかよ、と言われそうですが、色々使ってみてここに落ち着いてます。
結局高いガソリン用ポンプ使っても、ガソリンで使うと劣化しますんで、それなら100円で売ってる、醤油チュルチュルで充分じゃんかよーというわけです。
そして意外に能力高い。ドクター中松すげー。
んですが、すごくて一般に流通してる発明品って、このくらいじゃないかなと。フライングシューズは言うに及ばず、フロッピー磁気記録媒体は眉唾、というか申請自身が認められてない。
ただ、もしも醤油チュルチュルがない世界を、我々は想像することが出来ないのだから、やはり偉大である。
その他各種の妄言に関しては、偉大なる妄言家として認めようではないか、というのが世論の風潮のようです。

ま、そんなことはどうでもいいんですが、1303はタンクセンサーを替えるにも、フューエルホースを替えるにも、ステアリングジョイントを触るにも、タンク外さなくちゃいけませんで、スタンダードのビートルと比べると少々面倒なことがあります。ま、タイプ2よりは断然マシですが。

そんなこんなで少し時間が空いたので、私の動かなくなった奴の原因を追求。
きたねーエンジン。

色々点検してみて、どうやらキャブレターであることを突き止める。これもまた汚ぇキャブ。メンテしろよ!

チョーク弁が閉じたまま開かない。これ、弁がキャブレターの内壁に食い込んで動かなくなっているんです。
そうすっと、クランキングしようが弁が全く動かないんで、空気が入らない。だから燃料も出ない。
そういうことでエンジンがかからなかったらしいです。

チョークの弁というのはチョークが効いている時は閉じてはいますがクランキングした時には、ベンチュリー内に負圧が発生するので、僅かにですが、開方向に弁が動きます。その隙間から空気が流入して、混合器をシリンダーに送り込むんですね。
こんな風に指で押そうが、ドライバーで突けども開かないほど、弁板が噛み込むなんてのはすごく珍しい現象なので、みなさんが遭遇することはまずないと思います。なんでそんなことになったのかは私もよくわかりません。
ま、何が起きるか判らんもんですね。
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