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VWのシートベルト

2018. . 16
空冷VWは1950年代より70年代にかけて西ドイツで生産が続けられた車です。
その間に、今風に言うとブラッシュアップという改良が重ねられて、最終年式1978年に生産が一旦打ち切られました。
その後は生産拠点を南米に移し、ライセンス生産のような体で、2003年までディストリビュートされ続けました。

その間にも世界は刻々と変化し続け、当のワーゲンの故郷である西ドイツと東ドイツの東西統一が果たされて、一つのドイツという国に収まりました。それらを機とするかのように、冷戦時代の終焉、世界平和の実現が如実に語られだしたぬか喜びな時代がありました。

 もうこの大事件をリアルに知らない世代も、大人になっているんだなぁと思うと、平和への道がいかに遠いのかということを思い知らされる次第。そして人々が安心して暮らせる世界になることを望まない人の多さを実感しております。

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が、車の安全、安心性能というのは随分と進んだものでして、ワーゲンもまたシートベルトが装着されていった歴史があります。
当初というのはほぼオプション扱いで、旧年式の車両にはまあ大抵装着されておりません。
日本では法規制が敷かれるのが1972年、運転席側だけシートベルト着用義務が課されるという、ちゅーと半端なものだったのですが、これ以降、助手席、次いで三点式、次いで後席と、どんどんとシートベルトが増えていったのでございます。


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今日は二点式のシートベルトから、三点式に換装しました。1974年式ですが、この当時は運転席助手席ともに二点式というシートベルトで、骨盤部分を固定する一文字のベルトだったんですね。今で言うなら飛行機のシートベルトのようなものです。
ただ、このシートベルトは、安全かといいますと、ないよりはマシか、もしくはなかったほうがマシだった、という程度の安全性で、車のような直進移動体が急停車すると、腰部を支点にして、上半身だけが前傾してしまい、逆に頭を打ったり腰を痛めたりと、被害が大きくなることがあります。良い点としては車外に飛び出さないというくらいでしょうか。

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そんなわけで、シートベルトは、上半身も固定のできる三点式のシートベルトに進化したんでございます。

ただ、ワーゲンの偉いところは、二点式全盛、もしくはそれ以前のシートベルトを装着しない時代ですら、三点式が取り付けられるようになっていたという所。これはお国ごとの規制も関係しているのでしょうけど、先見の明があるというか、当時から、最低限の安全確保はできるということを示唆し、設計されたということなのだろうなと思います。

二点式では不安だ、という方は三点式シートベルトへの換装もできますので、ご相談ください。

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