しばしば、ワイパーの軸が痛むという話を前にもしましたが、いつのことだったかは覚えてません。
軸が痛むというのは、ワイパーアームを固定する軸がサビなどで痩せてきて、ちゃんと固定できずに、ワイパーが空回りしたりする現象です。

限界まで来ますとこんなふうな状態になります。
こうなるともうまともにワイパーが動きませんで、バッタンバッタンと非常に不快です。見た目的にもボロいと言われても仕方がないような状況でございまして。
前にも話したかもしれませんが、ワイパーというのは車の歴史の中でも最も進化しなかった部品の一つでして、未だに100年位前から機構が変わっていません。
水滴が流れるようにフロントグラスに傾斜をつけたりもしてみましたが、それでもワイパーが不要という車は市販車にはないですね。デザイナー的にはワイパーとか最も取り去りたい部品の一つだと思います。
従来のワイパーに代わる「窓拭き装置」を考えついたあなた、特許で死ぬまで働かなくても食えますよ。

で、こんなの交換すりゃあいいじゃねぇかと、部品探すも、タイプ3のワイパーピボットは出てません。高年式のテーパーシャフト式ならあるみたいですが、ストレートの方はないですね。
なので直します。

溶接して肉盛り。真鍮のガイドの方を燃やさないように、アルミ板に8ミリの穴を開けてカバーを作ってからモリモリです。

削って、もとの8ミリの軸径にしたら完成……たったそれだけだよっ!
寒いよっ!
灯油を買いに行こう。
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