
タイプ2のタンクってのはこんな形をしています。タンク! って感じですよね。
ちなみにタンクって、戦車のこともタンクって言いますけど、結構マヌケな由来があって無関係じゃございません。
世界初の戦車はイギリス発でして、開発当初は秘匿名称(コードネーム)で呼ばれていたそうで、その名も「水運搬車」だったそうです。で、その水運搬車の開発委員会、頭文字を取って名称にしようとしたら「W・C委員会」(Wate・rCarrer委員会)となってしまうので、こりゃブラックジョーク好きのイギリス人は、捻りが足らんと憤慨し「T.S.(Tank Supply=水槽供給)委員会」としたのが、タンクの名称の始まりだそうな。
だので、そんなよくわからん名前が現在も使われてるんだそうな。

で、それはさておき、タンクの交換でございますが。簡単に替えれそうですが、このタンクのアンインストールとインストール、割りと苦労します。ネックが邪魔して一箇所の決まった角度でしか入りません。絶対に入りません。入りそうではいらない。
イラッとして首をへし折りそうになりますが、やってはいけません。

ちなみに、タイプ2の欠点として、ボディに直接置いているというお粗末な取り付け方があります。
実際、当時はクッション材があったんですが、レストアされる際などに取り除かれたり、経年劣化でなくなったりで、直置きになっている車両がほとんどです。
こうなると、ボディの振動が直接タンクに伝わってしまい、自重も相まってタンクの底に力がかかり、割れたりしてしまい、漏れの原因となるのですね。
現代の車でも、燃料タンクはほとんど防振ゴムを介して取り付けられていたり、ボディに吊り下げるようなフローティング構造になっており、応力を逃がすようになっているのがほとんどです。
なので今回は防振ゴムを敷いてみました。

エンジン降ろしたついでにクラッチも交換。
つーか、エンジン降ろさないとタンク交換できんって、不便やわぁ。

んなわけで、完成
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