エゴロジー

2009. . 02
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特に何か差し迫ったものがないにしても、突如として「いいかげんにしろ」といいたくなることがあります。
本文は長くなりますし、読む人が読めば偏見とも取られかねませんが、ワーゲン乗ってる人ならお解りいただけるかとは思います。

エコロジーという世界最大の欺瞞をてんちょが斬ります。
エコカー減税、昨今取り沙汰されているのは、13年経過した車はエコカーに乗り換えの際25万円を助成して買い替えを促進し環境負荷車両の低減を目論むという法案。

もちろん、国の基幹産業である自動車産業の活性化を狙ったものであることは否定しようがない。

お上の理論は一挙両得ということで法案は可決に向かうだろうし、庶民も歓迎する。もちろんディーラーもメーカーも。

もちろん言うまでもなく「エコ」という名目は有名無実で、13年落ちの車は廃車してスクラップすることが助成の条件です。たとえそれがオーバルでもスプリットでも23Wのバスでもスクラップです。

スクラップするのにエネルギーが必要なのはおわかりのように、同時に新車を製造するのにもエネルギーがかかります。つまりCo2は削減できるどころか、この時点で発生したツケを何世代かかって回収できるかの試算などする余地もないでしょう。

わたしの現況のスタンスからしてこの法案を支持するわけにはいかないのですが、庶民感覚としてはとにかく新車が安くなるのだからいいじゃないか、しかないわけで、一体誰が為に「エコ」などという言葉が世界を跋扈しているのか解らなくなります。

国を挙げてこんな馬鹿なことやっているのだから「環境保全」なんて頭から無視したくもなります。
大体、自動車レベルの排ガスで地球全体が温まっていると本気で考えるほうがどうかしているわけで、他にも十二分に熱の発生源や温暖化ガスの発生源はある。

極端な話、火力発電所など無くして全て原子力発電所にすればいいではないか、という理屈になるのはもっともなところですが、実はここのところに大きな落とし穴があることを看過してはいけない。

原子力は後進国の技術レベルでは扱えないのと、先進国が保有を許さない。
石油の利権にまつわる紛争はとどまるところを知らない。
エネルギー源がなければ人は本当に何も出来ない。

こういった簡単な条件だけでも、世界を制するには全てエネルギーだといういう結論に達する。
現在は石油が最大のエネルギーであることは間違いないのですが、石油を燃やすことは温暖化ガスを助長しますから、Co2削減とはエネルギーとしての石油資源を根絶するという理屈になるわけです。つまり同時に石油利権も根絶するということです。

さて、エコというお題目の最大の目的は何でしょうか?

現在エコカーに乗って悠々とエコ人を標榜している方もおられるかとは思いますが、それよりもずっとずっとエコなのは、我々のような修理屋さんと、古くても長く乗りつづけている車のオーナーさんであることは誤解のないようにしていただきたい。

我々のような人間が表彰もされなければ減税もされないという事は、現在謳われているエコが欺瞞であるということの何よりの証拠じゃぁありませんか。

あ、もしかしてエコ減税って、エコノミック減税の略なんじゃ・・・


6月4日 追記大事なことを書き忘れていました。
経済活動は大切ですし、そういったものの上に世界が成り立っている以上無意味と思えても需要と供給の理屈は覆せないものです。止まれば死ぬのは何もマグロだけではありません。
ただ、そのなかで「無碍に失われてゆく価値観」というものが確実にあることへの警鐘として本文を公開させていただきました。けして環境悪化を願うものでも資本経済転覆を謳うものでもありませんので誤解なく。
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