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中秋の名月

2017. . 04
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今日は月の話をしましょう、そうしましょう。

今夜は中秋の名月と言われております。
別の言い方で『仲秋の名月』ともいいます。

なんかややこしいですね。

中秋というのは「十五夜お月さま」の十五夜のことをいいます。
対して、仲秋というのは「秋の中頃」をいいまして、旧暦で言う8月のことをいいます。

もうすでにわけがわかりません。

そもそも、旧暦、太陰太陽暦というのは月の満ち欠けを基準にしてるから、現在使用してる新暦、グレゴリオ暦とはズレができてしまいます。古くからある行事ごとなどは、太陰暦に基づいているため、由来や季節感などがそれにそぐわなかったりするところに問題があります。

その一つが『十五夜』という呼称でして、旧暦8月の十五日目を指します。
この旧暦8月十五日という時期、要するに月の運行周期八回目の十五日目(新月から数えるとだいたい満月)なので月見に良いと。ちなみに旧暦は、だいたい一ヶ月くらい遅れてると考えるといいです(かなりざっくりですが)

なので、旧暦の正月は新暦の2月にあたり、新春という表現は2月、3月、4月にあたります。
すなわち旧暦の1月2月3月ということなので、昔は1月から3月までを春、4月から6月までを夏、7月から9月までを秋、10月から12月までを冬といったんです。

ですから旧暦8月というのは秋真っ盛り、『仲秋』となるわけです。

じゃあ、旧暦8月15日ってなんやねんと、いいますと。
グレゴリオさんに変換するとこれがまたややこしい。
実に9月上旬から10月上旬まで毎年変動しまくります。
これは旧暦と新暦のズレがあるせいです。

今年は、10月4日、というだけのことです。

じゃあ、月はどういう感じに満ち欠けが推移してるのかというと。新月、つまり地球よりも太陽側に一番近い位置にある状態は、太陽を光源とみなすと、月は太陽光に反射して光る衛星であるため、周囲の光でみえなくなります。(つまり月はあるけどみえない)

ここ、すこしややこしいんですが、月は一ヶ月のうちに、新月→上弦→満月→下弦→新月、というサイクルで推移していくので、日によって月が姿を現す時間が変化します。(季節では角度が変わります。)
新月の時は昼の12時に月が真上に来ます。(昼に昇って夜に沈むので、ほぼみえません)、上弦のいわゆる半月の時はその六時間後の夕方6時、下弦の時は朝の6時、つまり満月は夜の12時ってことです(ので、夜の間はずっと月が出ているわけです)

ちなみに蛇足ですが、太陽や月、あるいは星座が「昇る、沈む」という表現は天動説的な表現で、日々の太陽と月のみかけの運行は地球が自転していることによるものですから、叙情的にはよくとも、正確に天体の運行を理解するにはあまりよろしくないように思います。

さて、月の話に戻しますと
 この見えなくなっている状態を0とすると、月は29.5日かけて地球の周りを公転するので、約30日後には新月が訪れます。

旧暦はこの運行に従っていたため、一ヶ月が29日ないし30日という周期を取っていたのです。(なので3年毎くらいに修正するため閏月を差し入れていました)

月の満ち欠けを『月齢』といいまして、じゃあ月齢15日ってのが必ず満月かというと、そうではなく14.8日なので惜しい!ってかんじなんですな。ま、昔の人がそこまで細かく観測していたわけではないので、だいたい満月ならそこはいいんでしょうけど。

少し話の方向性を変えますと、潮の満ち干きや、生物の生態に少なからずというか多大に影響を及ぼしているのですが、これがなくなると、現在地球の自転軸の傾きが不安定になり環境が乱れる可能性が指摘されています。
まあ、なくなるなんてことはないんですけど、じゃあいつからあったんだという話になると、ジャイアントインパクトがどうたらこうたらという話もありますが、怪しい話、一万五千年前に彗星としてやってきた月が地球の重力圏に捉えられた、なんて夢の様な話もあるんですよね。

月を捉えたことにより自転軸が傾き、自転速度が24時間になった、とか。

その際、彗星が抱えていた氷の成分が、雨として地上に大量に降り注いだ――――が、世にいう大洪水の伝承の起源であると。

おっと、怪しすぎる話になった。

こういう話はまたいずれの機会にでも。



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