ミゼット2 という車をご存知でしょうか。

こいつですね。
初代がミゼット、三輪の軽カーで、戦後の庶民のアシに仕事に大活躍した小型の貨物車だったんです。乗員は一人乗りから二人乗り、やっとこさ乗れるといった程度の広さしかありませんし、排気量も2スト250cc、最も売れたオート三輪と言ってよかったでしょう。
初代の三輪ミゼットは残念ながら72年で生産を終了しますが、96年にミゼットⅡとして復活するんですな。
当時としては画期的というか、車が大型化して、乗車定員を増やそうと苦心してた矢先、(五人よりも多く乗れ、居住性を追求する車が増えてきたのもこの頃です)あまりに奇抜で、定員ドライバーのみの一名というとんでも仕様で『一体誰が乗るんだ』的な位置づけであったのです。
ただ、プライベートカーという枠組み、あるいは少量の配達を狭小路で運用するなどの場合は非常に重宝したとおもわれ、なんせ小さいので、置き場所にも困らないという辺り、画期的であったことは確かです。
ざんねんながら、後継はオートマ化して二人乗りになり、カーゴタイプなどが加わったのみで、生産が終わってしまいましたが、こういう面白い車は作り続けてほしいなというのが私の思いです。

で、今回は車検で、例の点滴で元気になってもらいます。

ついでにFVとクーラントブースターで、ケミカルドーピング。
こういうちっさくて楽しそうな車。今の時代ならまあまあ受けるんじゃないかなって気はしますけどね。
ただ、ちっさくても軽自動車枠で、税金も保険も同じだけ払わなきゃいけないって言う点は、損したような気になるのは致仕方なし。
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