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金の弾道ミサイル

2017. . 31
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そろそろ私が書くかと思われてた方、お待たせしました。
最近話題の弾道ミサイルですな。

まずお馴染みの歴史を紐解けば、世界初の弾道弾と呼ばれるのがドイツのV2ロケットですな。これは第二次世界大戦中にドイツがロンドンを攻撃するのに使いました。

そもそも戦前の1927年に設立された「ドイツ宇宙旅行協会」という大変ほのぼのしたロケット開発団体が先駆けで、どのくらいまで本気で宇宙旅行に行こうと考えていたのかは不明ですが、このロケットという発想の歴史はかなり古くからあるそうです。

ロケットというと、(正確にはあれこそ弾頭なのですが)18世紀の古典SFとして「月世界旅行」を著したジュール・ヴェルヌが有名ですが、実はそれよりもさらに古い17世紀に、シラノ・ド・ベルジュラックという御仁が「月世界旅行記」という本を刊行しておられるそうで、ここにロケットで月に行くという発想が既にあったそうです。

ま、そんなこんなで例によりといいますか、ほのぼの宇宙旅行協会は、きな臭くかぐわしい時代と共に、軍のロケットミサイル開発陣と転身することになります。

その後ドイツが降伏し、そのロケット技術が占領軍であるアメリカ、イギリス、ソ連ら東西陣営双方によって、技術や人的資材を根こそぎかっぱらっていったんで、ソ連とアメリカはロケット技術が進んだんですな。
従って、ソ連がスプートニク1号を打ち上げられたのも、アポロが月に行けたのも、全部ドイツのおかげという訳です。

ちなみに、広島や長崎に落とされた原爆も、ドイツから鹵獲したものだと言われておりますが、真偽のほどはわかりません。

弾道弾、あるいは弾道ミサイルというものがさて、どのくらい有用性があるのかといいますと、実のところロケットミサイル単体ではほとんど戦力にならないという問題があります。

これは、命中精度を上げることがかなり難しいという技術的な面で、発射から飛翔、上昇、大気圏外から弾道軌道をたどって、自由落下してゆくのですが、加速終了から慣性飛行し着弾点に達するまでの間、誘導操作はできませんで、落ち始めたらそれで最後です。

要は、慣性航法装置により発射加速時の速度や角度などを決めてしまえばあとはなすがままですから、途中で爆発したりしない限りはロケット打ち上げ制御技術が全てと言えるのです。(まあ、そのロケットに人が乗ってたら知りませんけどね)

またロケットのペイロードの関係上、巨大な弾頭は積めず、数百キロから数トン程度になり、運用性から考えてもかなり費用対効果は低くなります。

この命中精度(100メートルから数キロ単位で誤差が発生する)からして通常の炸薬では、たとえ着弾したとて場所によっては山林火災程度で無害となることも往々にしてあるわけです。
ドイツのV2が直接的な脅威たり得なかったのもこの命中精度の低さだと言われています。故障も多かったようですけどね。

で、そこで登場するのが大量破壊兵器たる核弾頭です。
北がしきりに核弾頭の小型化に成功するかどうかが話題になっていましたが、小型化が可能になると、弾道ミサイルにセット出来ることになり、実質上、最強最悪の兵器として完成します。

広域に大量に対象を破壊し、放射能をばら撒く核兵器なら、数キロ単位で誤差が出たってへっちゃらという訳です。

現在北のミサイルは3000キロくらいは飛ばせるようですが、度重なる実験は距離を飛ばせるという事を証明するためのもので、何処かを狙っている訳ではありません。
仮に東京を狙ったのだけど、毎度制御がうまくゆかなくて外れている、のだとしたら恐ろしい外しっぷりなんですが、なにより発射成功した時の、金豚の喜色満面ぶりが恐ろしいと私は思います。

無論、日本の領海や領土、あるいはアメリカであれ、着弾すれば100パーセント問題になると判っているため、間違ってはずしてしまったのではないことは判りますし、発射と同時に明後日の方向へ飛んで、宗主国様やウォッカの帝国に着弾しないところからして、技術的には侮れないレベルであることは間違いないでしょう。

じゃあ、中てるか? というと、中てない。でしょうね。
このまま技術を熟成させていって、米国本土を狙える核弾頭搭載の大陸間弾道弾を開発するでしょう。で、それを国外の第三国に売る。
一体あれだけのミサイルを飛ばすのにどれだけの金がかかっているのか知りませんが、ミサイル一発の値段は低く見積もっても10億円。規模によるんですが、長距離になると100億下らないとか色々。ミサイル発射の施設とかもろもろ含めるともっとデカい金が動いてるのは確実です。

とりあえず、そんなもん作る金があるなら餓死者を何とかしろよと言いたいところですが、はてさて、北はなんであんなにミサイルをバンバン作れるんでしょうか? 
そのうち金欠で打てなくなる日が来そうな気もしますが・・・・・・。

御存じの通り、北は宗主国様の走狗でございます。未だ西側と東側のにらみ合いというのは継続してまして、冷戦構造の崩壊と言われて久しくも、何ら構造的には変わっていないのだということが窺えます。少なくとも宗主国様は日本に照準した弾道弾をたくさん持っている国ですから、いわずもがな。

邪推するに、あれは北のミサイルじゃなくて、宗主国様のミサイルを代理で打っているんではないだろうかという気もするんですよね。打たせてやるからデータはよこせと。

無論、狡兎死して走狗烹らるの諺があるように、冷戦構造が破たんしたと同時に北の国は終わります。
無論、構造の破たんとは、世界大戦の勃発を意味しますけど。

互いに信用もしないし信頼もしないし、絶妙な駆け引きだけが命綱で、それが平和だとすれば、なんともやるせない気持ちになりますし、政治家の皆さんには頑張ってもらわないといけないなぁ、と切に思います。

ま、宇宙人でも攻めてこない限り、地球に平和は訪れませんか。




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