
フロントの足回りが(40年前の)最新技術で固められたビートル、といえば1302と1303です。
この足回り、現代の車の主流であるラックアンドピニオンという旋回機構が登場する以前の形でありまして、所謂ステアリングギアボックスからリンクを介して左右のスピンドル、タイヤへと旋回動作を伝えているんです。
そのリンクの一部がこれ。自在ジョイントの付いた鉄の棒という感じです。

その自在ジョイント部分にガタが出るとステアリング周りにガタが発生し、遊びも大きくなります。
このガタ、ジョイント部の破損や摩耗によって発生するんですが、見た目や動かしただけではほとんどわかりません。触って初めてカクカクするなぁ、という程度で、気づかないままという事もあります。
ですがそれほどのガタでも、ハンドリングや走行には非常に影響が大きく、走行中突然ブレ出したとか、障害物を踏むとハンドルがとられる、など結構ヒヤッとすることがおおいです。
車検などの時は重点的に見るようにしてますが、最近ちょっと変だなーと思ったら、感覚に慣れる前にチェックに来てください。
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