車の床が錆びて、底が抜けて、外から乗ってる人の足が見える。
なんて漫画みたいなことが、ワーゲンにはあったりします。そういう人は車に乗ってるのに雨降ると足元ずぶぬれとか(実話)あります。余裕で。
これはですね、もう仕方ないんです。床が鉄でできてて、そこに水分がたまれば錆びます。さらに車はカーペットマットや中敷きなんかがあって、床に水が侵入してても気づきにくいんですよ。錆のメカニズムはかなり以前に話したと思いますが、難しい化学式なんて知らなくてもいいので、たまにはカーペットめくって確認しろって話です。

さびさびー

もうこんなんあかんやん、と思いましたか?
イイや、まだ再生できます。
とりあえずガンガン落とせるだけ落とします。
錆は不思議なことに、元の鉄の量よりも体積が増えます。まあ膨らむって表現した方がいいんでしょうけど。
で、ほおっておくと、錆びてない部分も錆に変化させてしまいます。この連鎖で最後は全てが酸化鉄になって、穴が開くわけです。
よく、癌細胞が細胞の錆びのような者と表現されるのが、よくわかります。錆は健康な鉄に触れるだけで錆を移してしまうのです。

ざっと落とすとこんな感じ。あんまり変わってないように見えるかもしれませんが、相当落ちました。でもその割に本体の鉄板はやせてませんで。

ここで登場するのが、錆びた箇所に塗る、防錆塗膜、POR15 メードインUSA
とりあえずめっちゃ固い塗膜を形成します。ついでに食いつきもすごいので、手に付いて乾くと一週間たっても取れません。なにより使いかけで蓋をしようものなら、中の塗料が接着剤の役目をして、蓋と容器を一体化。こうなると缶を破壊する以外に空けることが出来ません。
と、それぐらいハードなシロモノです。今回蓋が壊れました。
ただ、紫外線には極端に弱いので、上塗り塗料は絶対に必要です。何にでも弱点はあるということかな。

浸透性がいいので、錆びた箇所にしみこませるように塗り塗りします。
もうこれで大丈夫なハズ! あとは上塗りして、防音マット敷きます。
ああ、明日で六月終わりやん!
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