五月の猛暑はどこへやら、爽やかな日々が続いていると思ったら、ほどなくして梅雨入りでございますな。
梅雨といえば、雨ですから、車にとって水の進入は避けたいもの。
その役割を果たすのが、ウェザーストリップというものです。直訳すると「お天気脱衣」という訳の分からない言葉ですが、まあたぶん、人は暑くなると服を脱いでしまうという事と関連があるのでしょう。

そのウェザーストリップを交換する際、古いのをはぎとりますが、大抵ひび割れてカチカチになっていて、砂やほこりがたまってます。なので、新しいゴムを入れる前に掃除します。

こんな感じで、セオリー通り「挿れる前に濡らせ」もかねて、石鹸水でひゅーっといれます。これ、チャンネルが錆びたりしていない状態のいいモノなら軽く入るんですが、傷んでる奴はものすごく入れるのに時間がかかります。

幸い、それほど錆は来ていなかったので、状態は悪くありませんでした。
前述、ほこりや砂がたまると書きましたが、まず錆の温床になるのが汚れです。ほこりや砂がたまっていると、そこに水分が侵入した時に、水分を保った汚れが長期的にボディと接触している状態が続き、やがて錆が発生するという寸法です。
ここのところ、人が住まない家屋が傷みやすい、という理屈とも通じます。
人が住まないと風通しが悪くなり、湿気がたまりやすい、埃などが同じ場所に留まる、害虫、害獣などが住み着きやすいなど、変化のない状態になった時に、エントロピーが増大してゆくのですな。
草木なんかでも、車や人が通るアスファルトは草木は生えませんが、廃道になった途端、ここぞとばかりにアスファルトを突き破って生えてきます。
なので、人間も「なにもしなくなる」と老化が進む、といわれるのは感覚的には大変捉えやすいかなぁ、と。
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