昨日の続き。朝から木材切って、箱作り。
あれです、昨日作っていた一斗缶付きポットの筐体です。

中はこうなってます。

どうやって使うのかといいますと。というかそもそもなんやねんという声が聞こえてきますので、まず説明を。
部品の洗浄というのは得てして苦労するものでして、オイル系の汚れならまあ灯油とかガソリンとかでしこしこ磨けば取れるんです。ただ、どうしても取れにくいのが、カーボンです。
いわゆる、ススですな。
エンジンのシリンダーヘッドなどは、高圧の釜みたいなもんですから、使い込んだエンジンはカッチカチになった煤というか炭のような状態でこびりついてまして、かなり強い力でガシガシやらないと取れないんです。
そこでケミカルの力を借りましょうと、登場するのが『メタルクリーン』これ、ほかにも同じような商品がありますから別に商品名にこだわる必要はありませんが、たまたま手近にあったので使いました。
粉状のケミカルで、水に溶かして使います。引火性はありませんし、お肌にも安全です。
この溶剤にこてこての部品を漬け置きしていると、あら不思議、汚れがみるみる落ちてしまうではありませんか。

ただ、常温の状態だと洗浄力はそこそこで、実力を発揮できません。だいたい60度から80度くらいに温度を上げないといけないようです。お湯で割れば早いんですが、それだと漬けているうちに冷めてしまうというのは悩みどころです。
そこで、今回作った一斗缶ポット『洗浄風呂』が登場するわけです。

熱源は下のポットで、沸かすモードで一時間くらい放置してると、あっつあつになります。これは風呂と同じ原理で、温められた水はお湯になって上へあがる、冷たい水が下に下がる、という対流を利用して一斗缶のお湯を沸かすんですな。
しかも今回使ってときめいたのは、箱を木で作ると断熱性能を得られて、ポットのスイッチを切っても5時間以上アツアツを維持してました。
あとはこれがどのくらいの耐久性を維持してくれるか、ですが。
まあ、使えます。 ええ加減捨てようと思っていた湯沸かしポットが、思わぬところで役に立ちました。
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