臭う、臭うぞ。
臭い、臭いぞ。
と、日本語には、「匂う」と「臭う」という極同じ意味で使われる同音異語がありますが、「匂う」は主に「良い匂い」を指しまして、「臭う」は「悪い臭い」を指すそうです。私もたまに間違えそうになりますがそういう事だそうで、日本語のデリケートな一面をこんなところからも垣間見れますね。
というのはどうでもいいんですが。
ガソリンはだいたいガソリン臭とも書くように、悪い方の匂いでございますね。
ビートルにおけるガソリン臭の第一原因といえばだいたいココ。

タンクのセンディングユニットのパッキン部分です。ここは一度外すとその後漏れが止まらないとか、なかなか厄介で、いいパッキン材もないという悩ましい部分なんで、むやみに開けない方がいいところではあります。
今回ガソリン臭がするとのことで疑いをかけましたが、無実でした。
じゃあ、この室内にこもる臭いは?

タンク下の部分。ココも無実。

あ、れー?
何で床裏が濡れてんの?
野生の勘で臭いを嗅いでみると、ガソリン臭。
あー、これ……

ここもかよ。

シャーシヘッドのメンテナンスホールからセンタートンネル内を覗いてみる。こういう時アイポンが役に立つ。
よくわかんない。

こんなところをガソリンのパイプは通ってます。ペダルのすぐ前あたりですね。

錆は仕方ないけど、なんとなくしっとり感。
状況からして、トンネル内のガソリンパイプのどこかが腐食して、ちょっとずつ漏れてるのだと推測できます。
ま、旧車にありがちなパターンです。
とりあえずパイプを引き直しになりますね。
というわけです。
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