修理を生業にしてると、修理が完了して元通り直った時が一番うれしい、というのは言うまでもないんですが、実は密かにうれしいのが、
壊れてる
ってことが、はっきりわかることだったりします。

これは、何にでもロイヤルとつけたがる英国の古いバイク、ロイヤルエンフィールドですな。
ミッション部分で、キックが空回りするという症状。当然エンジンかけられません。
なわけで分解

ああーなるほどなー。

一番下の丸い奴がキックのワンウェイギアでございます。
バッチリ欠けてますね。こうして完全に壊れてくれていると、修理がしやすい。
何が一番面倒かっていうと、原因がわからない故障です。

何がどうなってこうなったのかはわかりませんが、御開帳したのは私が初めてではないようです。
とりあえず他もいろいろダメなのでついでに直しますが、また部品注文&待ちですだよ。
故障診断ってのは作業を伴う場合、ものすごい時間がかかることもあります。壊れたまま元に戻すわけにもいきませんから、あけっぱで放置なんてことも、ままあるわけです。
一歩ずつ立ち止まってます、はい。
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