トラブルシューティングのやりかた

2016. . 05
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本日は『エンジンかけたらガラガラ鳴る』ということで修理でございました。

残念ながら修理途中の写真はございません。

ので、いつものように文章で書きます。

オーナーさんいわく、

情報1 「冷えてる時だけ鳴る」とのこと。つまりエンジンかけはじめという事ですね。

温度云々は重要な情報ですが、関わる部分が多すぎるのでとりあえず保留です。

情報2 で、どんな音? 「ガラガラ」

というのもまあまあ重要ですが、ある人にはガラガラ、聞こえても、人によってはガサガサだったりするのでそれほどあてにはなりません。この情報は明らかに異常だというのが分かるくらいです。

情報3 走りには問題がない、かかりも問題ない、あったまったら音はならない。

そうなるとエンジン本体は問題なさそうです。とりあえず。

情報4 回転数に合わせて鳴る? 走ってなくても鳴る? 「鳴ります」 

つまり駆動系ではないという事です。エンジンのみ、かつエンジン本体ではなく、エンジンの動力で動く部分という事ですね。
ここまで突き止めると考えるほどのことはないんですが、エンジンの動力で動く補器類というと、デスビとダイナモとファンくらいです。

情報5 試しにベルト外してエンジンかけてみて鳴る? 「鳴りません」

となると、ダイナモかファンという事。

情報6 ダイナモ手回しで鳴る? 「鳴りません」

ダイナモはオッケーです。つまりファンが鳴ってます。

ここまでは個人でも確認できる範囲で、実際電話や口頭でも確認可能です。

じゃあ、なんで手回しでは聞こえないのかと言いますと、単に回転速度が足らないためです。ダイナモがガラガラ言うような故障に達していれば手回しでも異常を感じるはずですので。

実車を確認するとベルトが緩んでます。
ベルトが緩んでいるとたわみで微妙にダイナモの軸が振られるんですね。それでぎりぎりクリアランスのファンだと、ファンシュラウドと干渉してしまいます。これだけで直るケースもありますが、温度変化で鳴りが消えたりするくらいのクリアランスしか確保できていないとなれば、ダイナモを外して、ファンハブのシムを調整しなくてはなりません。
この手の故障が起きるのは、ダイナモ自身の軸のずれ、ファンの歪み割れ、などがあります。ゆるんだベルトはダイナモの軸を痛める原因にもなります。

実にくだらないことなんですが、高速回転している部分というのは、ちょっとした振れや歪みで、すごい音が鳴ったりするものです。
音というのは一つのサインですから、いつもと違う音がするなと感じたら、気を付けてください。

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