1968年 アイロンテール

2008. . 08
えーこれはですね。

スクラップじゃございません。れっきとした復活待ち車両でございます。

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さて、この車両の身に何が起こったのか。

黄色いのは塗りかけのDIY塗装です。
ちなみにクリーム色なのは怒涛のホームセンター水性スプレー395円全塗装跡です。
その前の色である内装色は赤色・・・
んでもって、テールを外すと、なんと純正のグレーが出てきました。

ということはテールも外さずに赤色に全塗装していたということになりますが、逆に面倒なことをよくしたなぁ、という感想ですね。

さてさて、この車両、もちろんオーナーさんつきの車両です。40年のロングドライブです。ここまで来るのに実際は紆余曲折あったのですが、(エピソードに関してはオーナー様のプライバシーですから、おおっぴらにはここでは書けません)復活の動機はやはり「初めて買った外車」とのこと、思い出と愛着がなせる業です。

うれしいはなしではございませんか。

と、同時に・・・恐ろしく手間のかかる塗装におののいてもおります。
水性塗料の上から通常のウレタン塗装は出来ません。当然カスカスの塗面も整えなくては塗りあがりはろくでもないことになります。
全塗装というのは、実際お金のかかる作業であり、私達も手間と時間だけがかかる仕事です。
それだけに、「自分で塗ってみよう」というチャレンジャーもこの世界では絶えず、最悪のケースはお手軽な水性ベースのアクリル塗料となるわけです。
強烈なプロ用塗料というのはトルエン(いわゆる純トロ)などの含有の問題があり一般には市販されていません。ホームセンターで手に入るのはせいぜいラッカー系のエナメルかアクリルでしょう。実際扱いはお手軽ですが塗膜が薄いのと耐光性の低さから車のボディには向いていません。(もちろん車用のラッカー塗料はこの限りではありません)

本当に近頃は「乱用防止」と称して、質のいい塗料が身を潜めてしまい道具として扱いにくいものです。水性でも良い品は増えましたが、それでも油性の作業性は換えがたいものがあります。
一部では発がん性が問われ、永久に姿を消したモノもあります。

もちろん環境にも体にもいいものになっていることは確かなんですけどね。
ああ、私ですか。
火葬した時には骨も残らんでしょうなぁ。まあ、それもワーゲンの命に捧げたという美談にしてしまえばどうかと思う昨今です。
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