自動車は電気羊の夢を見るか 1

2016. . 26
予告通り、自動運転車の話をします。全五回でお送りします。

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さて前回に引き続き、自動運転自動車の概要はこんな感じです。

自動運転車はレーダー、LIDAR、GPS、カメラで周囲の環境を認識して、行き先を指定するだけで自律的に走行する。現在では基本的に車のセンサー主体で自動運転できる自動運転車開発が中心となっている。(ウィキペディアより抜粋)

過去には道路にマーカーを敷設してそれに沿わせて運行させるという案もあったそうですが、コストがかかるので没に。

で、その自動車の『目』ともいうべき搭載センサーについてですが

「レーダー」というのは電索とか言われるように、電波探知機。もともとは軍隊で敵機を有視界より早く発見するために開発された技術で、索敵機能そのものを指してレーダーという場合が多いです。めっちゃ簡単に説明すると、電波をこちらから照射してその反射波を受けて距離とか規模とか測るわけです。ステルス戦闘機ってのはこの電波を吸収してしまう(もしくは受けない)ので、見えない戦闘機などといわれます。宇宙世紀になるとこの電波を完全にかく乱して遮断してしまうミノフスキー粒子というものが開発されるのでレーダーはお役御免となります。

で、LIDARですが初耳ですね。「ライダー」といいます。これもめっちゃ簡単に説明すると、媒体が電波でなく光で、レーダーみたいなことをします。主に紫外線、可視光線、赤外線といった波長の短い電磁波を用います。自動運転車においては、このライダーが前方向の景色情況を画像変換して立体的に読んでいます。つまり景色を見ているわけです。

で、お馴染みのGPSは、地球上で自車位置がどこにあるのかを確定する唯一の手段で、グローバル・ポジショニング・システムといいます。これはアメリカが打ち上げたGPS衛星と信号をやり取りすることで位置を検出しています。ほぼ世界中がこのシステムに頼っているため、実質世界の誘導弾やミサイルの行方はアメリカが握っているといってもよい状況です。ですが、有事だからといって完全に無効にはできないのは、このGPSシステムで動いているものが多すぎるので、仮にアメリカ軍が自前のコードを持つGPS機器以外は受け付けないというシステムを搭載している場合、アメリカの誘導ミサイルだけが有効という事もできます。そんな卑怯なことは「しない」とは言ってますが、できるしやるでしょう。

蛇足ですが、このGPSが使用できない状況、例えば現代のイージス艦が太平洋戦争に参戦しても、ミサイルの座標を決めてもそこへは飛んでいきません。こういった場合、レーザー照射という方法でポインターのようなもので座標を指定し割り出します。かわぐちかいじの「ジパング」でやってましたね。

あとは同じミサイル誘導や航空機の航行に使用される『INS』という慣性航法装置というもので、これはGPSなどによる外部情報に頼らず、自前のジャイロやセンサーなどで位置や速度を検出するシステムで、起点を決めて使います。

で、カメラという実に広義な言葉ですが、これはいわゆるイメージセンサを指します「CCD」や「CMOS」などというのが一般的で、固体撮像素子といいます。デジタルカメラ(スチル、ムービー)に普通に使われている技術です。現在常に我々が見ているテレビ画像や写真などの媒体はすべてこのイメージセンサーが捉えたもので、そこからもわかるように、一応機械の目でも人間の目かそれ以上の画像認識精度があります。これを人間の側から言うと『描写力』などといいます。

ま、そんな感じで自動運転自動車にはあらゆる『目』が搭載されて、それらを統合して位置や状況の情報を収集してるわけです。

はい、おもいきり長くなってしまいました。

また次回に続く―

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