機械は間違わない!

2016. . 23
ぬったった。

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ここまで塗るなら全身塗れよって感じですが、そうそう長くもブースに入れてられないので。


さて、表題の『機械は間違わない』ですが、これはとある企業のインターンシップで行われたグループワーク内での、現役大学生による発言。
「人間は確認が必要だし、間違いも起こす、機械の方が完璧なので管理を機械で行う方がいい」という文脈です。
私はこれを、友人から聞いたのですが、第一声は、

「SFか!」でした。

こんなセリフ、SF作品で、機械文明を信奉するマッドなサイエンティストか、未来の統制社会ですっかり飼いならされた豚市民のセリフでしか聞いたことがありません。

確かに機械は限られた条件下ではほぼ確実な仕事をします。ことアプリケーションソフトなどになれば、対応したOS上で、確実な入力を行えば確実な答えを出しますが、今のところ出来てるのは所詮その程度で、複雑な計算機といった体がせいぜいなところでありまして、なにも機械が人間の代行をして何かをやってくれるわけではございません。

逆に言いますと、機械自身が考えて何かをやるなんてことがあってはいけないわけで、考えるのは常に人間でなくてはいけません。
また、人間のように考えられる機械なんてのはもってのほかで、そんな危険で意味のないものを作るくらいなら、従業員の給料上げろやボゲェ、となります。

機械が確実にダメなところは、心を持たないところにあります。心というと哲学的で難しいかもしれませんがこう考えるととっても簡単です。

たとえば、今話題の自動運転の技術。
これ、機械のセンサーが進行道路を読みながら、前方障害物を検知して衝突を防ぐわけですが、すべて機械の目で見ています。とにかく、のべつ幕なし安全第一に運行します。安全が確保されない場合はおそらく動かないでしょう。

人間の場合道路も障害物も、人も見ています、ここまでは機械と同じですが、人間の場合危険度の判断をします。
例えば、車を運転していて前方で五歳くらいのガキがわちゃわちゃしていたら、あぶないなぁ、スピードを緩めよう、もしくは止まろうと考えるでしょう。しかしそれがもし中高生や大人なら問答無用でクラクションを鳴らします。もしくは罵声を浴びせます。

また、子供が男の子か女の子でも対応は変わります。男子のガキはアホなので、平気で人をつき飛ばしたりします。
また、ボールを抱えていたりしたら要注意です。理由はわかりますよね。
人間の目はまず、対象の挙動を見ます、観察します、そして自己のもつ経験や情報に照らして対象の動作予測を行い、自身の行動を決めます。これをほんの一瞬で行います。

こういうことが自動運転の車にはできない。


また、信号のない交差点で、出会いがしらで譲り合う場合など、必ず相手ドライバーとアイコンタクトをとっているはずです。そして何らかの方法で、「どうぞ」という合図を送ります。
このとき、アイコンタクトをとらないで「あんたがモタモタして行かないなら俺っちが行くぜ!」などといって、おらおらでアクセルオンすると、だいたいぶつかります。

これ、機械の目で出来ますか? アイコンタクト取れんでしょう?

パッシング(ハイビーム照射)やハザードの点滅、クラクション、これらの車を運転する際によく使われる、外部コミュニケーション手段は、本来使うべき場所や状況が限られています。むやみに使ってはいけません。

自動運転自動車は道路交通法に基づいて動くので、道路標識に従いますし、交通違反も絶対起こしません。
ですが、挨拶も、礼儀も知りません。

だから、機械という存在はただひたすら、人の世界の外側に居続けるのです。人とは交わりませんし、コミュニケーションも取りません。とる必要もありません。

ですから、機械が人の世界に干渉してくる場合、人も何も考えずに機械のようにルールを守ってゆくことになります。それで世は事なし、太平であります。(この点に関しては後述します)

ですんで現在、嬉々としてコミュニケーションをとってくるような、ペッパー君はなんのために存在しているのか、私にはいまだに理解不能です。

わあ、また書いちゃった! 

でも自動運転についてはまた詳しく書きます、たぶん。

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