ハイ続きです

この1302という車には「1302」と「1302S」というのがありまして、無印は1300cc、S付きが1600ccとなります。
写真の車体は1302Sですね。
そんなわけでビートルの走行性能を上げようと躍起になった結果生まれたのがこの1302Sなんですが、いかんせん不評であったという事実が横たわっておりまして。それは何故かと申しますと、決定的に違うのが、フロントサスペンションに装着したストラットコイルのため、フェイスラインが大きく変わってしまったところにあります。
ここのところパッと見た感じではどこがどう違うのかが分からないかもしれませんが、全体的にもっこりしています。
フェンダーは別物、フロントフードも専用で、それによりトランク形状も、タンクも大きく変わりました。
ただこの恩恵を受けたのはトランクの容量で、スタンダードビートルよりも80パーセントほど増えたそうです。まあ、見た感じからして広くなってますけどね。
で、リア周りは大きくは変わっておらず、後ろから見るとエンブレム以外ではほとんど見分けがつきません。
これを性能向上のための革新だと捉えるか、デザインを無視した愚かな選択だと捉えるかは人それぞれといったところで、まあ当時も賛否両論はあったかと。
その後はご存知の通り、不人気街道をまっしぐら、あわやビートルの仲間に入れてもらえないなどの不遇もあったのですが、ここ最近では見直されつつはあります。
次回は(まだつづくのかよ) そういった話も交えながら・・・
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