このたび、うちの熱式物質分解炉が使命を果たし切り、ご臨終と相成りました。

とりあえず廃炉処理を行わなければならなくなりましたが、どこかの原子炉も廃炉処理には手間がかかるようでして、高エネルギー炉というのはどこも廃炉処理が大変なのです。
高熱処理にて物質を分解するこの熱式物質分解炉を私が完成させてから二年がたち、ついに寿命を迎えたのですが、炉本体がもはや元の物質から変質して靭性と剛性を失った結果、自重で崩れ落ちたのです。
熱式物質分解炉は、内部熱により物質を分解しますが、本体そのものも、徐々にではありますが物質変を起こしており、このような顛末をたどるのです。

廃炉処理の様子

廃炉された後は、モニュメントとして使用されます。
欲しい人はご連絡ください。

ほーら、人類の愚かなる創造と破壊の様子がうまくコントラストされています。
深いですね。
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