サフェーサーが入りました。いわゆる下地の最終段階ですな。
このあとに、全体を整えて塗りに入ります。
実際ここまでが長い道のりなんです。塗るのは一瞬。
というかんじで。

バーチャルリアリティ入門続きです。
前回でバーチャルが『実質、本質』を指しているというのはわかったと思います。
ですんで『仮想』というのは日本における誤訳になってしまうのですが、妙にマッチしてるのは、これ意訳だからともいえます。
仮想現実を扱った作品でよく知られているのが『マトリクス』や仮想の電脳世界を使う『攻殻機動隊』『アバター』などが有名なところでしょうか。
現代の我々はバーチャルという言葉を正確につかむより先に、これら作品から受ける影響が多大であったため、あるいは同時期インターネットが普及し、仮想的なメル友や仮想座団室的なチャットルームなど、現実にいるのに、対話会話という実質的な部分にのみ注視したコミュニケーションをとる手段を得ました。
これを、本来に意味のバーチャルととるか、曲解したバーチャル(仮想)とるかはそれぞれ個人で違ったかとは思いますが、多くの日本人が、本来のコミュニケーションではなく『仮の』と据え置いたのは、上記のようなSF作品の影響と密接につながってしまった結果だと思っています。
言葉だけの問題なのでどうでもいいと言えばいいんですが、そういう背景があってバーチャルリアリティは仮想現実と訳されるようになったということです。
ただ、面白いことに、ネットの常時オンライン化が進むと、本来「本質的で実質的」であったバーチャルが逆転現象を起こして、より密接にリアルへとつながってゆこうとするため、バーチャルリアルは本当のリアルへと接近してゆきます。
現況もっともそれに近い現象が起きているのが、MMO(マッシブリー・マルチプレイヤーズ・オンラインゲーム)という大規模多人数同時参加型オンラインゲームという分野で、同時に多人数が同じゲームサーバーにログインし、その場でアバターを操作してゲームプレイするという、まさしく異世界に転移したとでも言えるような遊び方ができるようになりました。
この辺りは『ピーターパン』や『不思議の国のアリス』とか『ナルニア国物語』で現実世界の子供が異世界で活躍する物語に通じます。ま、わくわくしますわね。
という感じでまた長くなったので続く。
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