修理というものの在り方

2016. . 01
ベルトサンダーが壊れた。

我々の業界ではそれはそれは使用頻度の高い便利工具であります。
おそらく空圧工具の中ではインパクトドライバーの次に使っているかもしれません。

興味のない人には何ら面白くない記事かもしれませんが、最近家電や、これらの修理事情というものにも若干関係してきますので、まあ暇があれば一読を。

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この工具のことをつらつらと書いたところで、面白くないので結果から言いますと、一センチ足らずのベアリングがぶっつぶれたのが原因で作動不良を起こしたわけです。
こういった場合、工具メーカーに修理を出すんですが、それだと納期がかかる、お金もかかる、ってわけで自分で治すことを考えるわけですな。

要は該当サイズのベアリングを用意して、圧入しなおせばいいだけなので。

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さきほど、普通は工具メーカー(この場合はMAC)に修理を出す、と書きましたが、最近は家電関係にしても、修理となると一律料金制という形をとっているところが多く、一度の修理でたとえば一万円で悪いところをすべて直す、といった旨の修理方法を提示してきます。

ですんで、たとえば部品代が300円で、交換が五分しかかからないような作業でも、修理に出せば一万円です。
ならば部品だけ売ってくれよ、といっても、売ってくれない。

でも直すには修理しかないから結局、一万円以下の商品なら買いなおした方が安いということになるし、微妙な値段帯になると、我慢して使い続けるか、憤慨しながら修理に出すしかないという判断になるわけです。

これ、ある一面では、要するに人件費であるという解釈もできるんです。どれだけ人が動くかの金額が一万円なわけ。
一見正しいようにも聞こえますが、実はすごく変なんです。 
なぜなら、部品代はタダと言っているのに等しいからです。

たとえば100が完品状態として10パーセント壊れている商品と60パーセント壊れてる商品の修理代が同じだなんてどう考えたっておかしいんです。差分の50パーセントって、じゃあ人件費から差っ引いてるってことかよと。

トータルで差し引きトントンになればいいと考えられるのは同一の顧客との取引内だけであって、自分たちの事業内でトントンになっているからというのであれば、それは顧客を差別していることにならんかね。
と、この辺りは厳密にいうと商取引法に抵触するんではないかと。

そんなわけで、今回は自分で直せる範囲のことなので、自分で部品探して組み込んで直しました。それでも部品の送料とかで二千円弱はかかってるんだけど。

資源を大切にと言っている割に、物を大事にしないし、大事にできない社会をどんどんメーカーや社会体制が推進してる様は、どうなのかって私は思います。

いや、どうなのか、ではなくダメです。 

ですから、社会がそういう欺瞞を行っている限り、私は人類の提唱するエゴロジーには異を唱え続けます。
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