おおっと、七月が終わるじゃあぁないですか
世間的にはけして景気がいいとは言えず、いやむしろ悪い、どんどん悪くなってる。
そんな中でも「ポケモンGO」は快調な滑り出しで、一部の人はウハウハなのであります。
ちなみに「ポケモンGO」は任天堂の商品ではなく、アメリカの企業ナイアンティックが開発運営しており、まー実質世界にばらまけば世界中の地図画像情報が得られる仕組みになっているんではないかと。ロシアが嫌がるのもよくわかります。
そんな中で巷じゃ「ポケモンがでた」という噂の立った場所には人間が集まるようでして、図らずとも店前に人だかりができるようなことも珍しくないようで、サクラ効果も期待できると言えばできる。
さらに言うと、意図的に人を集めたり散らしたりもできるという、運営側からしたらこちらの思った通りに、馬鹿みたいに人が思うように動くところは面白いだろうなと思います。
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というわけで、ヘルムにもポケモン出た! とか嘘つこうかと思う今日この頃。
少し思うところ書き連ねてみようかと。
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ポケモンリリース以降、今や老若男女というか、まあかなりの数の人がスマホを眺めて突っ立ってる絵面がそこかしこで見られるわけですが、正直言うと危ない。
普通は何もない道端なんかでは人は立ち止まらないし、仮に電話やスマホをいじるときも隅によけたり、安全上問題のない場所に移動して取り扱うもんでありまして、無防備に道の途中で立ち止まっていることなど、ほとんどない。そういう人は普通なら変わった人と思われる。
また普段人がいないような場所に居ても『変わった人』あるいは 『変質者』呼ばわりされるのが常なのですが、ここ数日ではそういうのが珍しくなく、あちこちに人がいて驚かされることがある。 十年前なら、そんな時間にそんな場所に居たのはセーラー服を着たおっさんだったぞ。(実話)
別に子供だけではない、大人もカップルもリーマンも、喜々として無防備にスマホを覗いてる。
いやちょっとまて、と。
まあ、任天堂ないしナイアンティックは、ポケモンに子供の時にハメ殺された世代が(大人になって)プレイヤーの中心軸となることを見越しているのはよくわかりますが、そんなのでいいのか?
私は携帯ゲームは一切やらないので、とんと疎いのだが、暇があったらゲームしてるってどういう了見かと。
まだ寝てる方がましじゃねぇかと私は思うんだが。
私はあの「何も一切生み出さないでひたすら浪費する感覚」が大嫌いで、はっきり言うと「無意味さ」しか感じません。
これを言うと、じゃあ世の中の趣味趣向も同じではないかと返されることがあるのですが、」ほとんどの場合、違うと断言できます。
なぜならゲームは製作者の意図に沿ってプレイヤーが楽しむものだからです。
意図に沿って、意図的に楽しまされているという意味です。これ、子供と同じ扱いなんですよ。いわば遊園地です。
大人はそういうので本気で遊んでいてはいけない。遊ばれてはいけないのです。
ところが昨今のゲーム事情は完全にゲームに取り込まれて、遊ばされている。何一つ生み出すことがない時間と空間に身を置いている。あまつさえ金まで払って。
ま、ゲームをやるなとは言いません。だが取り込まれてはいけません。
その点からいうと、店舗をポケモンのジムとして開放するといった戦略を打ち出したマクドは狡猾というか、これからはそういうのに乗らなきゃいけないのかなと思うと、ちょっと悲しい。
そして、人間がゲームのコマのように社会経済の中で動かされてゆく時代がリアルに実現しそうだな、と。
そういうわけなんで、うちにもポケモンはいるかもしれないのでみんな来てくれ。未確認。
ただスマホ覗きながら私のクルマの前に飛び出して来たら轢いちゃうからな。
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