早くも三月になってしまいました。
このところ消費税アップの影響か、なにかと世間は活況なような気がします。
そんなところ、昨年もそうでしたが、なにかとややこしー車というのがいつでもヘルムには入庫しておりまして。
今年はこれかよ、ってのが

ミゼット。
後期型なのでハンドルは丸い。
初めてまじまじと見ましたが、割と結構豪華装備。
というのも、これ昭和の42年製なんすね。
42年っていうと、西暦に換算したら1967年で、ワーゲンからしたら「なーんだロクナナか」のレベルでして、そこんとこ日本と欧米の車事情というか、財布事情の格差といいましょうか。
同じく日本の国民車といわれていた、スバル360も現役の時代で、たぶん日本発の国民車の双璧を成していたといっても差し支えないかと。

後ろから見たらちっこい軽トラですね。

エンジンはセンターコンソールに鎮座しております。
なかなかうるさそうです。それに臭そうです。
約二十年間納屋で眠っていたものなのですが、このたび復活を計画とオーナー様よりお話をいただきました。
さて、まず、ブレーキラインからシリンダー類までガチガチで終わっております。

かろうじてホイールシリンダーは再生できそうなものが一対ありましたんで、インナーキットを使用して再生します。
問題はマスターなんですが。
部品はありませんし、こちらも再生ベースになるものがありませんし、中古も望めません。
てなわけで、やはりここは流用を考えます。
とりあえず、とりあえずっすよ。
ワーゲンのシングルマスターを加工してみます。

これはもしかすると駄目かもしれないので、参考までに。

ドラム本体。
虫食いも線傷も深くて、研磨可能かどうか・・・まあ部品あるだけましか。
とりあえず、走って止まって曲がる、までヘルムに居候することになりそうです。
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