往く年、来る年

2013. . 30
今年はこれで最後です。

やっぱりなんだかんだでバタバタしていてろくな更新も出来ず。

年末は大掃除、と相場は決まっているのですが、この歳になるともう、年末とか正月とかどうでもええやんって思うようになってきたのは確かな感覚です。

というのも、実際問題盆や正月に休日を取るのは、「休む以外にない」からでありまして、まあ連休は歓迎するところではありますが「別に正月に休まなくてもいい」というのが正直な感想でございます。


といったところで、毎年恒例の年末ぼやきをば。
掃除というと古来、古今東西においてほうきの類がありますが、ほうきを逆さまにして手ぬぐいをかぶせておくと、長居する嫌な客を追い返すという民間信仰がございます。

これは、はっきりとモノをいわない京都人らしいことから理由として「掃除の途中なんだから早く帰ってほしい」といった意味と捉えられがちではありますが、実は間違いです。

古来よりほうきとは祭事や呪術に用いられることが多かったようで、まあ西洋でも魔女がほうきに乗って云々というくだりはその辺もあるのかもしれませんが、「ほうきをまたぐ」というのはよくないこととされていたり、「ほうきを妊婦の枕元に置くと安産になる」といったことはかなり昔から言われているようです。それも一部の地域だけではなく幅広く。

祭事などで「御祓い」という言葉がありますが、やはりこれも邪気を「掃う」という意味でありましょうから、いわば汚れを掃うという行為は神事につながると考えたのではないかと思われます。

風水などでも日当たりが悪く、風が吹き込む北側は湿気や埃がたまりやすく、玄関を据えるのは禁忌とされていますが、諸説あれど一理あるとは思います。といいますのも、私は風水なんぞはまるで信じていませんが、玄関というのは家の中でもかなり汚れる場所であるため(ある意味外界と家の境界、結界の入り口)日々綺麗に保つという努力や思考がなければすぐに汚くなってしまいます。自身がその家に入るときも、客人を迎えるにしても、気分がよくないことは確かでしょう。

その戒めとして、玄関を清潔に保たないのは運気が下がる、あるいは不幸になる、といった言われをするのは一定の説得力はありましょうなぁ。

また、人間は門というものを非常に重視するきらいがありますから、入り口を豪華なあるいは綺麗な門で飾ることを是とします。門が立派なら大体家も立派であるのですが、見栄っ張りのために門だけ豪華にしている人というのは相当な変人だと思いますので、そういうケース以外では、大体門構えと中身は比例しています。
ただ、門が立派でも人間性が立派だというわけではけしてないので、このあたりの見極めは大事だと思います。

特に、京都の場合は特殊なのですがご存知のように「うなぎの寝床」と言われる町屋造りの住居があります。これは江戸時代に京都が間口の大きさに比例して課税した間口税により形成されたものであるとされています。つまるところ通りに面した間口の幅が狭いほど節税につながるということに由来するという庶民の知恵を意味するのですが、これもほうきの話になぞらえば「なるほど」と納得しそうな話ではあります。

んが、実は諸説ありというか、では間口税が導入されるまではうなぎの寝床ではなかった、のかというとおそらくそうではないと思われるのでありまして、間口を狭く見せることで何らかのメリットを見出す以前に、所有する土地という概念が既にあったはずで、間口税の導入とともに土地の分櫃を行ったとは考えにくく、ひとえに街道と街道の間に無駄なく土地を活用し住居を建てるにはああいった造りにならざるを得なかったのではないかと。

ま、計画都市ではあったものの、住む人のことまでは考えていなかったんでしょうな。

ともあれ、掃除の話と区画整備の話に何の関係があるのかと、そろそろオトしておかないと飽きられるので。


本年からヘルムも二人態勢で運用することになり、あれこれと変わった点もあり戸惑う状況もあったかと思われますが、しばらくは紆余曲折、トライ&エラーですり合わせながらヘルムを盛り上げてゆくことになるかと思います。
ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、なにとぞ今までと変わらず暖かな目で見守ってやってくださいまし。

今まではなかなか私一人では手が回らなかった部分もあり、放置してきた掃除や片付け、店内外の装飾も徐々に進んでおります。こちらも見かけだけではなく中身も比例するようないい店になればと努力する次第。

間口は狭くても奥は深いワーゲンの世界への入門はぜひヘルムからどうぞ!

本年の一文字は『輪』

二輪の輪、四輪の輪、ワーゲンのワ

ですよねぇー


おそまつ。

では皆様、良いお年をお過ごしくださいませ!

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