ええ、お寒ぅございますなぁ。
さてさてマイナスにも達しようかという日々が続いておりましたヘルムですが、よくよく考えたら甲信越、東北や北海道なんかの車屋さんってどうやって作業してるんだろうかと??まさか閉め切ってはできないしなぁ。
それ考えたら甘い。
それはそれ、進捗状況はと申しますと、とりあえず擬音で表しますと
ガシガシ ゴリゴリ、ギャーン、バリバリという感じです。

なにがって?
これが。

ほぎゃー

うぎゃー

って、いってても仕方ないので、とりあえず掃除から始める。
いくらでも出るよ、錆が。
しかしアレですよね。錆って生き物みたいに増えるよね。単に水分と空気を含んで酸化、膨張してるだけなんだけどどうやったらこんな量になるんだってくらい。まあ、パン生地みたいなものだと思えばそうかもしんない。

これはどうすればいいのでしょうか。神様いるなら教えてください。

もちろんタイプ2には各部のリプレイスメントパネルもリリースされているのですが、ほとんどはフロントと下周りがメインで、窓周りは一切ありません。ですが、窓との兼ね合いもあるから適当に作る訳にもいかない。今回はキャンパーなのでサイドの窓枠はさほど神経質にならずにいけますが、実際一からパネル作るとなると厳しいよ。

反面以外と無事なのが床。もちろん今時の車しか知らない人にしてみれば『床に穴』なんて異次元でしょうけど。

ちょっと段階飛んでしまいましたが、朽ちた部分を切り取り、残った錆を処理し、裏打ちにファイバー樹脂攻撃。ルーバー窓の枠が挿入される箇所なので、精度にはこだわりません。要するに水の侵入を阻止することが第一義です。タイプ2のサイドウィンドウはパネルの構成の仕方がそもそも設計からして間違っているので水はけが悪く、入った水は残り続けるか室内にもれだすという最悪の状態です。

錆を落として錆止め塗料を塗布。ここはさほどにダメージありませんからね。

ここも水がたまりやすい部分で激しく朽ちています。今後こういったことにならないように、雨どい部分は改良するつもりです。あと、普段あまり使わない樹脂補修を使っているのはあくまで腐りやすい環境を考慮してのことです。スポットや鉄板の突き合わせでも修繕はできるのですが、それだとどうしても溶接部分で熱が入り酸化を促進してしまいます。なおかつ溶接するには生の鉄板部分がしっかりしている必要があるため場所を選びます。
実際耐久性があるように思えるパテや塗料でも、実際は水も空気も微量に透過します。ですから劣化で塗膜が破れると中のスポンジのように吸水してしまうパテ層を通過しあっという間に鉄板に達してしまいます。特にパテが入る部分は主に修繕した箇所ですから酸化しやすくなっている訳です。
これらはレストアなり板金なりの永遠の悩みどころなんですが、次の修繕をいつまで先延ばしにできるかというあたりがテーマと言えなくもありませんので、朽ちから防御するためにあらゆる手を尽くしています。
まあ、世の女性が一生懸命になっている姿と同じだと思っていただければ・・・。
あっ、また怒られる!
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