
えーと、私ごとですが、自分の車です。
だましだましに乗ってきたんですが、やっぱこれではあとが保たないだろうなと思い、一念発起してエンジンとミッションに手を入れることにしたであります。
というのも、遡れば私がヘルムに入社して以来のお付き合いになりまして、はや15年になります。
その間もちょこちょことは直していたんですが、やはり付き合いも長くなりますとこれくらいでいいかと、なあなあになりがちで、フレッシュな愛車感情を忘れつつありました。
ヒトと車との付き合いはえてして恋愛感情にも似たものでして、まあ誤解のないように申し上げておきますが、けして私が『車を人のように扱う』わけでも『ヒトを車のように扱う』訳でもございません。
あくまでたとえると、というお話です。

じつはてんちょ号1200ccでございます。しかも今回もボアアップしない(なぜ?)
ヒトの恋愛感情というのはせいぜいもって3年から4年と言われておりまして、そのあたりでやらかす人はやらかすようですが、これは生物学上種の保存を優先した場合、自然な行動だと言われております。
それと同じとは申しませんが、新車を買っても3年の車検が付帯されるのは、安全上というよりも3年くらいで飽きが来るということを見こしているのではないかとも。
で、その辺で手放さずにそのまま乗り続けるのは経済的な理由もあるでしょうけども、惰性とも言えます。ワーゲン乗りの皆さんに至っては『他に欲しい車がないから』というもっともな理由をおっしゃる方が大半ですが、これと愛情の深さが全てにおいて比例するわけではございませんよね。
買った当時のときめき感は誰でも絶対に減衰してゆくもので、それは特別昇華されてゆくことはなく、よくて現状維持にとどまることが大半でしょう。
無論、車に対してその現状維持を続ける愛情こそが稀有なものだということはご理解いただけるとは思います。

ビートラックの傍らで、エンジンカバーの塗装してみたりして。
そっちのほうはどうなってんの?とか言わないで。
で、そういう愛情にしても、私とて自分の車には薄れてきているなぁと感じることはままあり、壊れたりくすんできても「ま、いっか」くらいになってきておりましたことをここで告白しなければなりますまい。
エンジンのパンチ力が明らかになくなっていることや、ドライブシャフトからゴリゴリ音が鳴ったりしても、その場その場の対処療法でしのいではや3年を経て、錆びたところをサフで上塗りして放置、そのうち直すと言いつつ日々に忙殺され、いつしか『てんちょのワーゲンはこのやれ具合がいい味出している』と、変に褒められるようになってしまい、うーむ・・・

いやいや、それじゃやっぱだめでしょう。
というか、正直不具合を放置していては車がもちませんし、見た目もよろしくはございません。もちろんルックスということに関しては何がよいのかは人それぞれですから、綺麗だけがよいわけではありませんが、特に私の場合、自分の無精のためになり果てた姿ですから、経年の美学というものではありませんし、あんまり誇れるような状態ではないわけです。
で、そんな『いつか直そう』と悶々と考えるのもえーかげんにして、今回に至ったわけ。

ビートラックもできることですし、このあたりで看板もおろして、プライベートカーに返り咲こうと思うところ。サイドサインを消してます。
うーん。
やっぱ塗装し直そうかなぁ。
あまり自分の車を触るのに時間をかけていては仕事にならないのですが、このタイミングでやらなければ今度いつできるか判らないし、ええい、やってしまえ!
あんまり凝り過ぎないようにちゃっちゃとスマートに終わらせまーす。
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