もともと肩こらない体質で、マッサージとかされるとくすぐったいタイプの人間だったんですが、ここ一週間ほど肉体的疲労が鬱積しておりまして。
ええ、原因はこいつです

以前エンジン分解して塗り塗りしていたカルマンの完成形です。
おもちゃのようなエンジン・・・ポールスミスか?
ま、このエンジン結局ツインキャブかとは関係ないんですが、折悪くエンジンの圧縮不良を併発しまして入院と相成りました。原因はピストン溶けてたんですが、いやはやすごいですなエンジンの熱というのは。
で、肩こりですが、そんなこんなでオーナーが「全バラするならちゃんと塗りたい」とのこと、その要望に応えるべく分解しながら洗いながら横で塗り塗り、という作業を一日中ほとんど休みなしでやっていたもんだから、老体に響いたわけです。中途半端に残して途中で終わるのもなんだったのでやりじまいってことで一日で組んで塗ってと朝から晩までかかっちまいました。

これは積み込みの直前。
で、なんかそれ以来肩が重くて。
私もついに38を迎え、40に着々と近付いている訳ですが、いつも言うようにおっさん化は避けるよう何とか日々若いふりをしているんですが、思考回路がおっさんになってはいまいかと思い返すところ。
今に始まったことではありませんが、気づけば「若いころは」とか「最近の若い奴は」とか言うようになってきているのは皆様ご存じのとおり。
だって、20とか25歳とかってめちゃめちゃ若いやん、って思うし、18とか息子とか娘であってもおかしくない年齢やし、と思うと、なんかなーと。
で、いろいろ昔のことなんか思い出すわけで、はてさて、自分が若い時は結局どうだったのよ?というと、決してほめられた若者ではなく、かなりいい加減で、変なこだわり持ってたし、自分はいけるとか根拠なく思っていたし、無意味に大人に反抗してた、と思います。
この若者特有のこだわりというものですが、このカルマンのエンジンもそうですが、大人になるとこだわりが薄れてゆくことはどうも確かです。こだわりというのはいわば興味や欲望とも直結しておりまして、そういうものが割と働く意欲や貯金なんかにつながったりするもんで、健全と言えば健全なんですね。
一説によると、あらゆる興味や関心というものは成長ホルモンを促し細胞を活性化させると言いまして、つまるところ子供がいろいろなものに興味を示しているのは実に理にかなっておりまして、逆に言いますと興味を失った時点で老化が始まるといっても過言ではないということです。
そういう意味では30から35歳くらいになると男性も女性もある意味落ち着きを得て、一定の生活サイクル、ライフスタイルを入手して日々を過ごしてゆく時間帯に突入してゆくのですから、このあたりで成長が止まり老化が始まってゆくというのも頷ける話ではあります。
ここで一つ勘違いしてはいけないのは、例えば仕事だとか子育てだとかいうのは興味だとかいう以前に生活の一部であり、どれほどの変化があってもそれが自身にとって望んだものかどうかは別であり、これが細胞の活性化につながるかどうかと問われれば、ストレスのほうが影響が大きいような気がします。
結局男も女も、趣味や興味を手放すと老けるということなんですが、なかなか世の経済事情からはそれらに没頭するわけにはいきませんという事実が横たわる大人は、頑張って楽しまなきゃいけないんですなぁ。
ま、えてして私の業界の人間なんかはわりと趣味人が多く、社会に迎合されない人間が多いですから、比較的若く見られるということはあるようです。
え、私ですか?
30前半くらいって言われます。
もちろん、ええ、うれしいですけどね、40代を目前にしてる人間としては。
最近の若い子があまり物事に興味を示さず、妙に落ち着いてて物わかりのいいところを見るとおじさん少し心配になっちゃうんだけどな。
君ら、老けるぞ。
それに君らと比べると大人がアホに見えるやないか。
と、常々思う今日この頃。
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