暫定的処置

2011. . 07
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さて、これは何でしょうか?

梅雨なのか夏なのか、微妙な天候が続く毎日ですが、楽しい夏を謳歌するために日々オイルにまみれるてんちょです。

さて、冒頭の写真ですがワーゲンではありません、たまにこういう仕事も入ってきますです。

写真はベンツの触媒ユニット。ワーゲンゴルフなんかにもよく起こることなんですがこの触媒ユニットの中で触媒が破損して中でカラカラと音がするようになります。本来遊んではいけない部品なのですが、どういうわけか中で割れていたりします。

で、触媒というものがどういうものかと申しますと

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こういう、細かい網目の陶器のような物質で、ちょうど蜂の巣を想像していただくとよいかと思います。
排気はこの網の目を通過する際に一酸化炭素や炭化水素といった有害な物質を取り除かれてクリーンな排気となって排出されます。ですんで、触媒をはずしてしまうとこれらの浄化装置が働かないため当然車検はアウトになります。
じゃあ、壊れた触媒なら交換すればいいじゃないかといいますが、これがまた触媒という部品はべらぼうに高く、このベンツの触媒は十数万という恐ろしい値段がします。10年以上前くらいのベンツならもはや買い取り額を上回る勢いです。

んで、そういうことにお金を使っているバヤイではないということで、不快なカラカラ音を消すために触媒を取っ払ってしまいます。
幸いなことにこのベンツには触媒がもう1セットついているため、データ的には排ガス基準をクリアするそうなんで、オーナー様の意向により「えいやっ」と超法的手段に出たのであります。

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触媒をザクザク取り除いて、再び切開した部分を溶接して閉じます。

もちろん、本当はだめなんですよ、こういうことしちゃ。
でも、そこは人情というもの、片目をつぶって車の延命につながったのだと思えばそれはそれでよいことかもしれません。

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