このひと誰?

2011. . 17
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ん、まあ、人というかなんというか、ですが。

遡れば1863年ミシュラン創業以来 世界で最も古いマスコットキャラクターとして認知されているビバンダム君です。日本ではこの呼び名はあまり定着していないようで「ミシュランマン」と呼ばれることが多いですね。

この前ミシュランガイドの云々がニュースで流れたときもキャスターが「ミシュランマンもお出迎え・・・」的なコメントをしていたんですが、ちょっと見ているほうとしては突っ込みを入れたくなったわけです。

えー、そもそもこの御仁は一体何者なのかと申しますと、タイヤで出来たお化けという設定でございまして、じゃあ何で黒くないんだ?というところですね。

実はタイヤの発明当時というのはタイヤは黒くなく、白かったんですね。(マジで)
でも、それは何もおしゃれだからとかいう理由ではなくそうにしかならなかったというだけで意図したものではございません。ただ、この当時のタイヤは耐久性に問題がありまして、そこをクリアするのが炭素を混合するという手法だったわけです。つまり鉛筆の芯を砕いて混ぜたらタイヤが黒くなったということです。

これが現代のタイヤ技術にも同様に言えることで今でも基本的な製造方法は変わっておりません。

で、このネーミングなんですが。ヌンク・エスト・ビバンドゥム(ラテン語))というキャッチコピーが入った看板に描かれデビュー、「グラスに注がれたガラス片や釘を飲み干すタイヤ男」という少々おどろおどろしい化け物の様相で描かれたのが最初だそうです。それ以後ビバンダムという名前が定着したのだそうです。

で、このミシュランでもう一つよく聞くのがいわゆる「ミシュランガイド」で、こちらは1900年からミシュランがモータリゼーション時代の到来とともにドライバーに有益な情報誌の提供という観点から各地の観光名所やレストラン、宿泊施設などを紹介したガイドブックを配布したところによります。

ただ、こちらも実はミシュランマンと同じく正式名称はミシュランガイドではなく「レッドガイド」および「グリーンガイド」と呼ぶのが正しく、「世界で最も古いグルメ観光ガイドブック」として「世界的権威のある伝統的ガイド」とされ、ここに載ることは、まあ名誉なことなんです。

グルメ観光ガイドには事欠かない昨今の日本の観光事情ですが、近頃は各地でミシュランガイドが発刊されておりますから、まあ見たことのある人もおりますでしょう。
ただまあ、味だけではなくサービスや店の佇まいなど様々な観点から専門の極秘調査員が星をつけてゆくようなんですが、当然ながらそういった基準は公表もされなければ調査員が誰なのかということも知らされない(利害が発生しますからね)といったオドロオドロシイ面もまたあるわけでして。

こうなってくるとIOC(国際オリンピック委員会)みたいな扱いになってきてなんだかなーと。

ま、雑誌掲載や特集にしても一緒なんですけど。

ネット社会になった今、そういった一部の人間が評価する基準というものをどこまで信じることを是とするかが危うい時代になってきているのではないかな、とも思います。

こういった世界経済に寄与する反面、核兵器製造と世界の通常兵器の最大輸出国であるフランスもまた、ヌンク・エスト・ビバンドゥム、清濁全てを飲み干す国であるともいえるわけです。



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