毎度毎度、クラッチ仕事をすると彼のことを思い出してしまいます。
中学二年の頃、彼はエロ大王として君臨していました…ような気がします。
まあ、そんなことはどうでも良いです。今日はクラッチの修理。

これがクラッチです。
クラッチとはどういう役割をしているのかと申しますと。知っている人は読み飛ばしてもらって結構なんですが、エンジンの動力部分とミッションの変速部分の継ぎ手を担っている装置のことで、このクラッチで動力を伝えたり切ったりするわけです。
なんでそういう装置が必要なのかといいますと。動力がつながったままですとミッションのギアを変更できないだとか、発進のときにスムースに出来ないだとかそういった不都合をなくすためであります。ま、機関系の装置の中ではサブ扱いですが、現実的にはクラッチがなければ原動機というものは使い物になりません。
おそらくエンジン開発して、ミッション開発して、あれ?クラッチ必要じゃね?ってかんじで出来たんだろうなぁと思います。
実際にクラッチがないとエンジンの動力がかかっている状態のプライマリーギアに無理やりセカンダリを突っ込むわけですから相応のショックがおきまして、そのままアクセルオンで発進するならともかく、ブレーキを踏めば即エンストとなります。こういったところをオートマは自動で機械がエンジンの回転する遠心力などを利用してクラッチ操作をしてくれているので、クラッチペダルが省略されているんですな。
特にセミオートマとも言われているスポルトマチックは、真空ポンプで機械的にクラッチを切る操作を行っておるというかなり原始的な方法でクラッチペダルレスを実現しております。
で、こっちがミッション側

オペレーティングアームとスラストベアリングです。
特にこのスラストベアリングが破壊してしますとクラッチは切れなくなります。
さらに、オペアームが折れるということもよく起こります。どちらもクラッチワイヤーが切れたような感覚の踏み心地になりますから誤解されやすいですが、いきなりバキッとくるケースはたいていこっち側です。

で、ついでに点検するのがミッションマウント。
あっ!いってます。
ミッションマウントな話はまた週明けにでもいたします。ということで。
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