塗装がペロンペロン

2011. . 10
なんとかやっとこさ雨が降りました。この一週間降るのか降らないのかはっきりしない天気続きでしたけど。

早くも6月は10日を過ぎようとしているわけですが。

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ビートルでもバスでも、こんな症状になってる車両は意外と多いんですが、これは塗装も末期状態を示しています。
と、いうのも

塗装は樹脂コートですので鉄より早くに劣化が始まり分解してゆくのが常でして、樹脂製品が分解すると必ず粉末状になってゆきます。これは紫外線などに晒されているといかなる樹脂製品もいずれは同じ運命をたどりますから、これを避けるには日陰に保管したり、車体カバーをかけたり、ボディコートを施工したりすることで延命を試みるしか手立てはありません。

ま、保管状態のよいものなら何百年か位はもつんですけど、車はハードな環境におかれる道具ですからなかなか。

で、粉末状に分解してしまったボディ塗装はいずれなりつやが引き、カスカスになるんで見た目は悪くなります。そういったところ、お手軽にそれをきれいにしてしまうには、その上からクリア塗装をズババっとに塗ってしまえばあら不思議と綺麗になってしまいます。

つまるところ粉状になった表面にクリアがしみこんでざらざらの表面が消えてしまうというだけのことなんですけど、古い中古車を手っ取り早く綺麗にする方法として乱用されることはままあります。

ただ、こういった処置をされた車はいずれなり何年か後には上記写真のようにクリアだけが元の塗装から剥離して無残な姿に元通りになります。というのはそもそも粉状になった表面には表向きクリアがのっているように見えても結局は粉の層の上に乗っているだけなので物理的に食いついてはいないのです。

こういった塗装をまともに戻すためには思い切ってクリアの層を剥がしてしまい、地のしっかりした塗装を出してから上塗りの工程を経ねばなりません。ですから中途半端に直された塗装面というのは錆びたりしているよりも性質が悪いんです。

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これは表面を剥離してからプライマーを塗った後ですね。ここまで来るのに相当時間がかかりますが、この工程をちゃんとやらないと後で塗装がはがれるという泣きを見ます、ほぼ確実に。

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で、めでたく完成。

塗装は塗りよりも下地が命です。

よくどんな仕事でも段取りが七割、実施が三割といわれるように、板金塗装でも下地が8割、塗装が1割、センスが1割ってところかなと思います。




センスってなんじゃい?




・・・・すんません、妥協です。
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みやも
てんちょさん!ボクのクルマじゃないですか!!!取り上げてくれてありがとうございます!!!これがメディア初登場です!!

ホントにきれいに仕上げていただいてありがとうございます。

みんなに見せびらかします^^
2011.06.15 17:14

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