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続 価値の話 

2023. . 05
先日は価値の話をしましたが、世の中には金銭的な高低とその製品のクオリティが、かならずしも比例しない例もあるということをご説明しましょう。
筆勢余って書きすぎた。

IMG_9690.jpg

左はコイトの新品。右はボッシュ製 中古。

別に新品だからピカピカというわけではなく、ボッシュは数年、早ければ一年以内にこの様に曇ります。普通のヘッドライトシールドビームは、何年経っても曇りません。ボッシュだけです。
こんな特別なクソ仕様だからなのか、舶来品だからなのか、とりわけ値段が高かったりします。(現行製品はわかりません。少なくとも10年前くらい前までの製品は全て曇りました)
こういった事からしても、お金が価値を決めているのではない、ということがわかるかと思います。


せっかくなので先日の続き「よい価値と悪い価値」の話もします。

品物の代わりに渡されるお金の量は、その企業体が維持運営してゆくため(おそらく維持できるだろうという目算が根拠)の数値であり、品物の価値とは本質的に無関係です。
結果的に、このボッシュのシールドビームはコイト製に比べると価値の低い製品なのですが、これをして「コストパフォーマンスが悪い」と断じてしまうと本質を見失います。

これは、購入者、すなわち結果的に使用する人に満足のゆく形で提供できないので、使用者は再び同程度の製品を買い直すという進歩性のない行動をとることになります。他者に対し進歩や発展、喜びや満足、利益といったプラス要素を含む価値を提供できなければ、それは悪質な価値を生み出し提供している、ということになります。

よく購買行為において「お金がもったいない」というのは、漠然とお金を浪費することを指していますが、本質的には、「同じお金を使うなら、良質の価値を得るべきである」となります。

ですので、ウチでお勧めするヘッドライトは、小糸製作所謹製ハロゲンシールドビーム、となります。

ちなみに。

人が外向きに対し為すことの中で最大の愚といえば、「殺人」と「戦争」ということになるかと思います。
この殺人と戦争、ほとんどの場合においてマイナスしか生み出しませんから、一般的に悪い価値に分類されます。ではこれで利益を得ている者達にとっては、良質な価値となるのかというとそうではなく、自身が起点となり終点となる利益は内向きの行為なので無価値といえます。価値がないのに彼らはそれを嬉々としてやるわけですね。

そんな戦争があっちこっちで起きそうな昨今ですが、色々云っても結局は政治だし、戦争をやめるとかその根本的な原因を取り除くだとか、解決するだとかそういうのはどうでも良いらしく、場当たり的に戦争批判と人道支援。いつものことだし、死ぬのはいつでも普通の人達ばかりで、いやんなっちゃうよねぇ~、と。

一般市民に被害が出ている、という言葉が飛び交うけども、結局は一般市民が政治を支え、戦争を支えているのだから、いっそさ、イスラエルの民もパレスチナの民も、自国の邪悪な政治指導者を攻撃した方が平和になるんじゃねぇのかな? って思うんだが。

もしくは、双方全滅するまで包囲戦やったら? いい加減、他所の戦争なんかに同情して、感情揺さぶられるような世間じゃなくなってるって気付かないのだろうか、とおもいます。

少し脱線しますが、知っている人は知っていると思うけども、私は「知らない人やものを応援する」、という慣習を持たない。おそらくそういう行動はしたことがないといってもいい。
ここでいう「知らない人」というのは、いわゆる有名著名人や、アーティストやスポーツ選手であったり、特定のグループや、チームであったり、祭やイベントやメーカーやブランドも含みます。逆に「知っている人」というのは人間的、社会的に交流が有り、日常的に面会、あるいは会話のできる人や集団のことを云います。

「知らない人やものを応援しない」というのは、私はそういうのに執着しファナティックになった事がないという意味です。
「好きな~」はありますが、それがなくなったとしても「仕方ない」くらいにしか思いませんしショックを受けるほどではない。

別にこの季節に限らずともあっちこっちで、スポーツファンさん達は悶着起こしてますけど、有名なのは「ドートンボリダイブ」の阪神ファンでしょうか。今年もリーグ優勝の時にやってましたけど、まあ警察も市も本気で阻止する気なんてないんでしょう。(本当にやめて欲しいなら、道頓堀の水深を低くするだろうに)ま、お約束というか風物詩というか、なんというかですけど、戎橋に集まる人達もどういうわけか阪神が優勝しそうになったら、そこに集まるようになった。

なんでかは知らんけど、と現場に行っている本人達もわからんらしい。

私が知る一説では、優勝に歓喜しエキサイトしたファンが、当時大変活躍したバースという外国人選手を象った、有名フライドチキンのチェーン店のマスコット人形を道頓堀に投げ入れたことが発端だそうで、以来戎橋付近のフライドチキンチェーン店は阪神が優勝しそうになると、バース様を鎖でぐるぐる巻きにしてSMプレイするようになったそうです。それで投げ入れるバース様がいないなら自分たちが飛び込めばいいじゃないかと、そういう感じで――しらんけど。

ま、それはさておき、その末に優勝決定戦の観戦チケットが高額転売されてて、もちろんファンは買っちゃうんだけど、50万だぜ? まあ、そのくらいその人をサティスファイさせるだけの価値があるのかもしれませんが。

あ、阪神今日優勝しましたね。

野球に並ぶ狂乱のファンといえば、サッカーのサポーターですが、(なんであんなに唾飛ばして語るんですかね) 私からすると、とにかく暑苦しいという印象なんですが、暴力も暴言もダメっすよ。普段は普通の人なんだろうけど、ことサッカーになったら暴徒化する。意味わかりません。リスクとメリットのバランスがおかしいような気がします。

なんかこう、人生賭けたり――いや、人生賭けなくても一ヶ月の給料ぶっこんだり、部屋中をCD詰まった段ボール箱で埋めたり、仕事もしないで借金で全国ツアーに随伴したり、およそ常人の理解や、経済観念を超える(と思われる)熱狂ってのがよくわかりません。

ま、それぞれの価値観ですから、私がとやかく言う話じゃないですが。
一定の関係性の中で価値を見出したい、という気持ちはわからないでもないです。楽ですからね。


普段は敬虔で穏やかな信者だけど、ことが起きれば銃をもって人を撃ち殺したり、爆弾を腹に巻いて人混みではじけ飛んだり、神の御許で徒党を組んでは、軍隊や一国並みの力と統率力で政治に立ち向かったりしますから、宗教の信者もいわゆるファンの一つと言えるかもしれませんが、これも私にはさっぱりイミフな価値観です。

当事者にとっては、何物にも代えがたいほどの価値があることなんでしょうけど。

それを普遍化しようと、世界平和だとか、人類共生だとか、口当たりも耳触りもいい言葉があるけど、誰もが思っていても実現しないのは、そのことと殆どの人々は「究極的に関係がない」からです。

殆どの日本人は、ウクライナ紛争もパレスチナ問題も、全く関係がない。
というか今ですら現場の場所さえ知らない人は多いでしょう。
そういう人に「同じ人類の問題なのだから一緒に考えてシュプレヒコールを」などと云ったところで、「しゅぷれひこーる? ってなんすか」って、そっちかいッ、な事になるのは火を見るより明らかですが、実はそれでも構わない。
知らなくてその人の人生に何か影響するかといえば、おそらくしない。そのくらい縁がないということです。

これを「お前は冷たい奴だ、非道い奴だ、人は助け合うものだろう」とおっしゃる気持ちもわかりますが、以下を読んで頂ければ、私の気持ちもわかってもらえないかなぁと思います。

SNS上なんかだとよくわかりますが、自分にとって価値がない、もしくは不利益を被る、もしくは害を為される、という人間といつまでも繋がっていたりしませんよね。ブロックするはずです。
無用な縁はどんどん切れば良いのです。そうすれば悪い関係性はなくなります。当然情報にも疎くなります。そしてそのうち一定のコミュニティからも外れることになります。
だけどもそれで、何かが変わったでしょうか?
相変わらず現実はそこにあり、仕事が有り、家族や友人がいる。なくなったのは自分には不要で有害で無価値な情報と噂だけです。


かつて古代ギリシア時代、「無知は罪」といった言葉を残したのおっさんがいましたが、二千年以上前の時空間的認識を今に反映出来る訳もありませんゆえ、私としては世界の遙か彼方で起きた国家間、民族間のもめ事など一般人は無知のままでよろしい、と思います。それより自分の家族やパートナーのことをもっと理解した方が良い。現代人は一体何処に目を向けて生きているんだ、という気はします。

さらにいえば、地球温暖化の原因を説明せよといわれて、教科書通りに温室効果ガスが~とか、お利口な説明ができなくてもいい。温室効果ガスなんて関係なくて、周期的に地球が暑くなる時期にきているのだろう、という疑似科学的解釈をしていてもいい。

なぜなら、我々人類には、「人類の科学が考えるような地球温暖化メカニズム」を抑止や制御することなど出来ないからです。いくら脱炭素社会を推進したところで、人間の意思とは関係なく火山は爆発するし森林火災は起きる。なにより、自分たちで止められるはずの戦争ですら止められないのだから、アホですか、と。そんな分不相応な大局的なことを考えている場合ですか、と。

わたしは、自分の認知認識できる世界だけ守ることが出来ればそれでいいと思ってます。
それぞれの人が、それなりに、自分の関係する大事な人達を幸せにするように努力が出来れば、それで良いと思っています。

ま、今の人類は私も含めて殆どの人が、その簡単なことすら出来てないんですけどね。







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