
ミゼットとトゥクトゥクのコラボ。
どっちも乗った感想をいわしてもらうと、ミゼットは製品としてとてもよく出来ている。ちゃんとした工場で作られた日本人根性が詰まった製品だと思う。それだけにスペックのせこさというか、まあ年代も年代だし仕方ないんだけど、2サイクルの250あまりのエンジンがほぼ運転席と助手席の間に鎮座しているというレイアウトは、なんとかならんかなぁ、と。あと最高速は、出ても60くらいかなぁ。
狭い路地にも入っていける、小回りの利くリアカー並みの車を目指した結果だから、これを車と呼ぶのはちょっとかわいそうかもしれません。
主に自家用車というよりは、零細企業や個人商店などに支持され、70年代前半まで造られた、まさに昭和高度経済成長期を支えた縁の下の力持ちといえます。
そういう意味では、タイ経済の黎明期を下支えした三輪車がトゥクトゥクともいえるでしょう。
日本の軽トラをぶった切って造ったトゥクトゥクは、造りこそ甘いものの、動力性能は550時代の軽トラそのものですし、本気になればそれなりにスピードも出ます。ただしこわい。基本マニュアルですけどアクセルはバイクと同じグリップ式。操作的にはミゼットは完全に四輪のそれと同じですが、トゥクトゥクは二輪と四輪のあいのこの様な操作感です。
走りはチープですが、やはり魅力はこのドアのない開放感につきます。街中走ると目立って仕方ないですが、アクティビティ的な乗り物として捉えると、面白いですね。この古い形の車体はまず日本じゃ認可下りないんですが、絶対手に入らないわけではございません。
そんなこんなで普通の修理
燃料タンクから突然ガソリンが噴き出した、とおっしゃる。
そりゃあ、これじゃあ、あかんよね。
ここのパッキン、昔のは本当にことごとくダメだった。このボロボロのパッキンなんて、絶対耐油じゃないし。たまに燃料ホースとか行って、普通のゴムホース売ってることもあって、これは怖いです。特にキットに付属してる系のホース類は疑ったほうが良いですね。
耐油ホース(耐ガソリン)でないと、ゴムが劣化してひび割れて、もれなく漏れる。
ああ、五月が終わる。
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